夏になると食べたくなる熱いやつ! トマトのさわやかチキンカレー[第41回]

今回バダサオリさんが紹介するのは、初夏にこそ食べたくなるあいつ。そう、カレー! 日本の国民的料理であるカレーはポルトガルでも広く愛されており、レシピも豊富。その中からご紹介するのは、シンプルな食材であっという間にできる「ポルトガルチキンカレー」です。初夏の空気にぴったりな、トマトと唐辛子を使ったさわやかな辛さのカレーをお楽しみ下さい。

みなさんこんにちは。

GWも終わって、
街路樹もぐんぐん成長して、
気がつけば、
緑が眩しい初夏になりました。
ビールもワインも日本酒も
きりっと冷やしていただきたい季節が、いよいよ始まりますね。

さて、ここでクイズです。
春が終わると
妙に食べたくなってくるもの、なーんだ。

そう、
そうそう当たり!
そうです、カレーです。

爽やかな初夏も、
ガンガン暑い真夏も、
カレーならいつでもオッケー!
インド人もびっくりの、
ポルトガル人も食べている、
常に日本人の好感度トップを誇るカレーです。

え、ポルトガル人もカレー食べるの?
そう思ったあなた。
何をおっしゃいますやら!

そもそもヨーロッパにカレーという言葉を紹介したのは
ガルシア・ダ・オルタというポルトガル人。
大航海時代の16世紀にインドに渡り、
30年近く各地を訪ね歩いて食物や薬学、香料などの研究をし、
1563年に「インド薬草・薬物対話集」という本を出版した彼が、
本の中で
「これと鳥の肉か獣肉で、彼等はカリール(caril)と呼ばれる料理を作る」
と記していて、
これがヨーロッパの文献に登場する最初のカレーと言われているそう。

ヨーロッパの人たちが新しい土地や航路を見つけようと、
船で大海原に飛び出した大航海時代。
ヨーロッパ最西端から出発したポルトガルは、
アフリカやインド、マラッカ、そして日本へとやってきて、
ヨーロッパの様々な文化をアジアにもたらす一方で
砂糖や香辛料など、
ヨーロッパにほとんどなかったものを見つけては持ち帰り、
東西の様々な文化を混ぜ合わせたわけです。

食文化の歴史から見ても
ヨーロッパに相当な料理革命をもたらしたわけで、
カレーもそのひとつ。

今もポルトガルの定食屋さんなどで
「チキンカレー」
「Caril de Frango(カリル・デ・フランゴ)」
などのメニューを
見かけることがあります。
店によってはココナッツミルクを加えていることもあって、
以外にバリエーションも豊富。

でも、私が忘れられないカレーは、
なんといってもポルトガルの友人が家でふるまってくれたクイックカレー。

その友人から習ったレシピは
ごくシンプルな食材であっという間にでき上がるので、
今でもよく作ります。
今回は、その「ポルトガルチキンカレー」をご紹介します。

材料はこちら

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ポルトガル食堂

馬田草織

ポルトガルや南蛮絡みのエピソードが大好きな編集者・ライターの馬田草織さんが、仕事現場や旅先、日常で気になった食のサムシングと、それにちなむおつまみ&ぴったりなお酒を月替わりでご紹介していく、家飲みも外飲みも楽しむ人へ捧げる至福のほろ酔...もっと読む

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