女を2種類に分けるなら?

女が女を語り、消費するようになった80年代以降、「女」は2種類にわかれることになりました。他者の承認を追求する「キラキラ系」と、自分で自分にツッコミを入れる「ツッコミ系」です。そうした変化以外にも80年代のカルチャーは現在に大きな影響を与えていると深澤さんは語ります。
深澤真紀さんの新刊『日本の女は、100年たっても面白い。』から第1章の内容を特別掲載していきます。

「キラキラ系」と「ツッコミ系」

「女の欲望が可視化された時代」を経て、「女が女を語る」「女が女を消費する」時代になった理由の一つは、女たちが、女の持つ2つの面を意識し、それを語るようになったからだ。

「モテ」「愛され」など、他者から認められることを重視する「キラキラ系」と、「自虐」「自意識過剰」など、自分で自分に突っ込んでしまう「ツッコミ系」だ。

キラキラ系は「女を楽しむ」ことができ、「モテ」や「愛され」などの女性誌のフレーズにも照れはない。

一方のツッコミ系は、自分が女として評価されないのではないかと考えすぎてしまうのだ。そして、女らしくふるまうと自分で自分に突っ込みを入れ、「かわいいね」などといわれたら全力で否定してしまう。とはいえ、このように女性が自分自身を「自虐」的に笑えるようになり、女が女を語るのは決して悪いことではないし、面白いとも思うのだ。

あまちゃんから考える80年代ブーム

さて少し脱線するが現代は「80年代ブーム」である。

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日本の女は、100年たっても面白い。

深澤真紀

青鞜、モガ、オヤジギャル、だめんず、負け犬、こじらせ女子――ここ100年ほどだけでも、さまざまな名前をつけられてきた女たち。“草食男子”の名付け親・深澤真紀さんが私的に偏愛する「面白い日本の女」を紹介しつつ、女たちがいかに抑圧から解放...もっと読む

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