松田聖子」を消費する女たち

世の女性たちが「欲望」に肯定的になることを後押しした、80年代の女性有名人たち。深澤真紀さんがさらに指摘するのは、この時代から、「女が女を消費する」ようになったということです。これは一体どういう意味なのでしょうか? 一世を風靡したアイドル・松田聖子を例に出しながら語っていきます。
深澤真紀さんの新刊『日本の女は、100年たっても面白い。』から第1章の内容を特別掲載していきます。

「欲望」に肯定的になる

このように80年代にメディアで活躍した女性たちは、70年代までの女性たちとは大きく違っていた。

それまでの古い昭和的(平成に変わるのは1989年だ)な「女性らしさ」を逸脱し、「女の本音」や「ポップな世界」を描き、「成功」をおさめ、世の女性たちが「欲望」に肯定的になることを後押したのだ。

女性の生き方が一気に多様化し、「女の欲望」が可視化された時代といってもいいかもしれない。

この時代を経て「女が女を語る」ようになり、「女が女を消費する」ようになったのだ。

ずっと話題の中心に居続ける松田聖子

さらに80年代を代表する女性アイドルといえば、なんといっても松田聖子だろう。

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日本の女は、100年たっても面白い。

深澤真紀

青鞜、モガ、オヤジギャル、だめんず、負け犬、こじらせ女子――ここ100年ほどだけでも、さまざまな名前をつけられてきた女たち。“草食男子”の名付け親・深澤真紀さんが私的に偏愛する「面白い日本の女」を紹介しつつ、女たちがいかに抑圧から解放...もっと読む

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