日本の「マドンナ」だった土井たか子

「マドンナブーム」というのをご存じですか? 女性アーティストのマドンナ……ではなく、日本初の女性党首・日本社会党委員長の土井たか子さんを中心に80年代日本で巻き起こった現象です。その後も「シスターズ」「ガールズ」などと女性議員をことさらに持ち上げるブームは続きます。これらは一体いまの日本にどのような影響を与えているのでしょうか。
深澤真紀さんの新刊『日本の女は、100年たっても面白い。』から第1章の内容を特別掲載していきます。

土井たか子とマドンナブーム

「女の時代」にもう一つ語られたのが、1989年に起こった「マドンナブーム」である。
マドンナといっても、女性アーティストのほうではない(たしかに80年代に彼女のブームもあったのだが)。

それは、日本社会党(現在の日本社民党)委員長の土井たか子(1928年生まれ ※敬称略・以下同)を中心としたブームで、「マドンナブーム」や「おたかさんブーム」と呼ばれていた。

土井は1986年に日本社会党中央執行委員長に就任。女性で初めての社会党委員長であり、日本で初めての女性党首だった。

日本の「2大政党」(らしきもの)といえば、今では自民党と民主党(今は民主党の存在感はないが)だが、80年代は自民党と社会党だった。社会党は、当時はそれほど大きな勢力を持った党だったのだ。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes・note会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

この連載について

初回を読む
日本の女は、100年たっても面白い。

深澤真紀

青鞜、モガ、オヤジギャル、だめんず、負け犬、こじらせ女子――ここ100年ほどだけでも、さまざまな名前をつけられてきた女たち。“草食男子”の名付け親・深澤真紀さんが私的に偏愛する「面白い日本の女」を紹介しつつ、女たちがいかに抑圧から解放...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

marco11 わあ知的な記事~  約4年前 replyretweetfavorite

ay_331 土井たか子が当時そんな期待を(一部の人に?)もたれてたのか・・・  4年以上前 replyretweetfavorite

Singulith 「日本は女性差別の国」という認識自体が、欧米人の”願望”だと思う。  >「日本が女性差別の国だと見られていることを、日本人は男も女もあまりわかっていないのだ」 https://t.co/mljCD1L3HK 4年以上前 replyretweetfavorite