前回は、子供は好き嫌いや自分の欲求を表現するところから言語を覚える、という話をしました 。 “I want to 〜” という欲求の表現から覚えよう、そして次に、“I like〜”あるいは “I don’t like〜”という好き嫌いの表現に慣れ親しもう。それがスタートラインなんです。
じゃあ、一通り欲求や好き嫌いが言えるようになったあと、幼児たちは次にどんな表現を身につけていくのでしょうか? それは主に自分と感じ方と、身の回りの出来事です。“I am cold.”、 “I am tired.”、“ I am happy.”……そんなふうに感覚や感情をだんだん言えるようになります。また “I played at park yesterday.”、あるいは、おニューの靴を見せびらかして”My mom bought this for me” なんて感じに、昨日あった出来事なんかを言えるようになるんです。
そして、その次に出てくるのが、もう自らの体験です。「ディズニーランドに行ったことがある!」、「消防車を見たことある!」、「飛行機に乗ったことがある!」などなど。