同性愛のこと、家族にはどう伝えたの?

自身がレズビアンであることを公にしている牧村朝子さん。しかし、これはつい数年前からのことです。ご家族も、テレビで「レズビアンであること」を語った牧村さんを観て初めてその事実を知ったのだとか。はたして牧村さんのご両親は、牧村さんのカミングアウトを受け入れたのでしょうか?

自分の子が同性愛者だったからと、捨てる親がいるんだそうです。

それって日本でも“勘当”のような形で昔からあった話でしょうが、なかなか隠されがちであまり表に出ませんね。

あなたが親だったら、自分の子が同性愛者だとわかったとき、どういう反応をしますか?

フランスやアメリカには 、同性愛・両性愛・性別越境・異性装などといった性のあり方を理由に捨てられた子どもを保護する専門施設まであります。

でもこれ、「そこまでしなければならないままなんだ」っていう悲しい話としてわたしは受け止めてしまいます。

親ばかりを悪者にしても仕方ないんですよね。

そういう残念な話があるのって、たとえばこういう背景があってのことですから。

「自分の子が同性愛者だったなんて、じゃあ孫の顔が見られないってこと!?」
「男として育てたのに女装してたなんて……誰の教育のせい!? マンガの影響!?」
「ご近所に恥ずかしい! お父さんの仕事に差し支えたらどうするの!?」

孫を産んでくれない、テレビがマンガが教育が悪かった、世間体にかかわる、宗教上許されない ……そんなふうに別の何かを守ろうとするばかりに、かけがえのない我が子との絆まで犠牲にしてしまう。もしくはそれらを守ることこそが「愛」だと叫ぶばかりに、子どもの声が聞こえない。

親御さんだって苦しんでいるんですよね。「なんでわかってくれないの!」って、お互いに感情的に叫びあうばかりになってしまう。そういうことなんだと思います。

わたしは、誰に対しても、「同性愛を認めろ!」って叫ぶつもりはありません。
この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes・note会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

この連載について

初回を読む
ハッピーエンドに殺されない

牧村朝子

性のことは、人生のこと。フランスでの国際同性結婚や、アメリカでのLGBTsコミュニティ取材などを経て、愛と性のことについて書き続ける文筆家の牧村朝子さんが、cakes読者のみなさんからの投稿に答えます。2014年から、200件を超える...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

uraya_su いい記事、感動 cakesでの連載、今回は、家族へのカミングアウトの時にたてた作戦など。でも、同性愛に対してカミングアウトだなんていう言葉をつかうことがそ… 約4年前 replyretweetfavorite

hakkainya  ちょっと泣いた。 約4年前 replyretweetfavorite

makimuuuuuu ▼ cakesでの連載、今回は、家族へのカミングアウトの時にたてた作戦など。でも、同性愛に対してカミングアウトだなんていう言葉をつかうことがそもそも、早く過去のことになってほしいよね。 約4年前 replyretweetfavorite