日本のSTAP細胞報道にゴシップ記事が多いワケ

集団主義文化と個人主義文化の違いは、日本と欧州のマスコミにも大きく影響を及ぼしています。STAP細胞問題にかんして、小保方晴子氏の人物像に焦点を当てた日本のマスコミと、科学的な発見にのみ焦点を当てた海外の報道。ほとんどゴシップ記事となってしまっている日本のSTAP細胞報道を生み出しているのは、日本人の国民性でした。

割烹着に触れない海外メディア

前回の連載では、集団主義(collectivism)の人々が最も恐れることは、自分の期待しない発言や行動をとる不穏分子であり、社会の構成を乱すものであり、その様な人々は、徹底的に叩き、社会から排除する傾向があると説明しました。

STAP細胞騒動を観察していて、この様な行動は、騒動を眺めている一般の人々だけではなく、情報を咀嚼して伝えるマスコミの人々の間でも顕著であるなということが良くわかります。

STAP細胞が話題になった当初、日本の大手新聞の殆どは、ネットの無料記事で、STAP細胞の科学的な情報よりも、小保方氏の人物像に焦点をあて、大々的な報道をしました。新聞社の記者や社説を書く人々は、ネットの無料記事に転載されたのは、社会面の記事であった、科学的な解説も掲載していた、我々には批判される理由は全くない、それはネットユーザー知能が劣っているからであり、記事を恣意的に読んでいるという弁明を繰り返しました。

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海外居住経験、職業経験をもとに、舌鋒鋭いツイートを飛ばしまくっているネット界のご意見番・May_Romaさん。ときに厳しい言葉遣いになりながらも彼女が語るのは、狭い日本にとじこもっているひとびとに対する応援エールばかり。日本でしか生き...もっと読む

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コメント

ko_kishi 加えて、畢竟、読者側がそういう記事を求めてる。ある種の「Win-Win」関係www>> "読者のためではなく、自分達が安心するため" 4年弱前 replyretweetfavorite

ko_kishi "どこに「所属」しているかが重要なのです。しかし対象とする市場は国内読者" 4年弱前 replyretweetfavorite

ko_kishi "アメリカやイギリスやドイツのマスコミだって、日本語のわかる人がいて、日本に支局があるので、こういうことを報道するのは難しくないのです。しかし、あえて報道しません。" 4年弱前 replyretweetfavorite

sj_el44 何だろう・・・ この拗れた島国根性から来る 日本総ガラパゴス化現象・・・昔からか 4年弱前 replyretweetfavorite