第四章 あなたの会社は大丈夫? vol.2 倒産の見極め方

まちがいだらけの転職市場、ビジネス事情にメスをいれ、多くの社会人を叱咤激励した漫画『エンゼルバンク』。そのエッセンスを凝縮した副読本の内容をcakesでもお届けします。あなたの会社の危機の「兆候」と「決定打」を見分ける術をご紹介します。(『会社に左右されない仕事術』より)

倒産は「会議室」で進んでいる!

 会社という船が沈没するとき、実際にはどんなところに浸水が見られるのだろうか。具体的なチェックポイントを見ていこう。

 もし、あなたが社内に不穏な空気を感じているとしたら、定時よりも1時間半早く出社してほしい。そして、誰もいないはずの会議室をチェックするのだ。

 経営が行き詰まった会社では、社長を中心とする役員会議の時間が圧倒的に増える。今後、会社をどうしていくかについて、リストラ案から融資策、そして倒産の可能性や手順まで、さまざまなことが話し合われる。
 当然、これらの情報はトップシークレットであり、外部に流出するようなことは絶対に許されない。銀行や取引先に明かさないのはもちろん、社員たちに対しても極秘事項である。
 そのため経営陣は、人目につかない時間帯に会議をおこなうようになる。具体的には早朝会議だ。「役員たちの会議が増えている」という話が広まるだけでも社内に動揺が走り、いらぬ噂話が立ち上るからである。

 明日から1週間でいいので、定時より1時間半早く出社すること。そして役員会議の有無を確認することだ。もしもこっそり会議がおこなわれているとしたら、その会社には黄色信号が点滅していると思ってかまわない。一気に倒産となるかどうかはともかく、近い将来、なんらかの事件が起こるのは間違いないだろう。

 倒産という名の事件は「現場」で起きているのではない。誰も知らない「会議室」で起きているのだ。

 それでは、会議室以外の現場には倒産の兆候は見られないのだろうか?

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes・note会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

モーニング

この連載について

初回を読む
会社に左右されない仕事術

三田紀房

まちがいだらけの転職市場、ビジネス事情にメスをいれ、多くの社会人を叱咤激励した漫画『エンゼルバンク』。そのエッセンスを凝縮した副読本の一冊、『会社に左右されない仕事術』の内容を、cakesでもお届けします。はじめてのことばかりで悩む新...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード