IT業界の人たちには、もっともっと焦って欲しい

元ライブドア社長として、2000年代にITバブルと呼ばれる一世代を築き上げた堀江貴文さん。日本一有名な経営者の一人でありながら、その神出鬼没ぶりと多彩な仕事ぶりから、その日常はいまいち謎に包まれています。今回は、堀江さんが開発したばかりのトークライブアプリ「7gogo」について。その機能や構想について迫ります!

LINEを超える? トークライブアプリ「7gogo」

— それにしても、堀江さんが現在関わっていらっしゃる参加プロジェクトの数って、かなり多いですし、ジャンルもバラバラですよね。ロケット開発に加えて、漫画紹介サイトの「マンガHONZ」※1の代表に、カレー屋さん「カリガリ」※2のコンサル。それに、グルメアプリの開発もなさってますし、アーティスト活動もなさってますし。先日、新しいアプリもスタートされましたよね?

※1マンガHONZ:元マイクロソフト社社長の成毛眞さんが代表を務めるノンフィクション書評サイト「HONZ」のマンガ版。経営者やコンサルタントなど、ユニークなレビュアーがおすすめマンガを日替わりで紹介している。

※2カリガリ:渋谷にあるカレー専門店。先日、堀江さんが獄中で夢見たカレーを再現し、試行錯誤を重ねて開発された「刑務所カレー」も絶賛販売中。

堀江 そうですね。サイバーエージェントの藤田晋社長と共同開発した、「7gogo」っていうスマホアプリなんですけど。これは、一言で言うと公開対談用のツールなんですよね。

— 以前、堀江さんと藤田さんのリアルタイムでのトークが公開されていて、話題になっていましたね。著名人同士の会話のやりとりや意見交換が、リアルタイムで見られるんですよね。

堀江 一般の人ももちろん使えて、他人とのチャットを公開できるし、誰かのチャットに参加することもできます。

— いろんなテーマでみんなが議論できるということですね。今後は、2ちゃんねる的な使い方とかもされそうですね。

AKB48と生チャットで繋がれる時代が来る!?

— このアプリを開発しようと思ったきっかけはなんだったんですか?

堀江 最近、仕事でよくLINEをよく使っているんです。そして使っていくうちに、「LINEトークを公開して、外部の人たちが野次馬コメントをつけられるようにしたらおもしろいんじゃないか」と思ったんですよね。まぁ、要はニコ生のテキストチャット版みたいな感じになるんです。しかも、これなら場所を選ばないし、出演者も参加しやすいし。

— 文字だけの参加だったら、たしかにどこにいても参加できますね。

堀江 そうなんです。だから、有名人とかも出てくれやすいんじゃないかと。たとえば、「AKB48がパジャマトークを23時から始めます」というアイデアを出したとしますよね。これ、生放送だったらものすごく大変なわけですよ。でも、これだったらチャットに参加すればいいだけだから、めちゃくちゃ楽にできるんですよね。

— 動画みたいに、メイクも服装にも気をつけなくていいですし、遠くにいても関係ないですしね。

堀江 そうそう。そういう面倒くさいハードルが全部なくなるわけです。すでにみんな「LINE」はやってるし、たまに写メとかアップすればあの、ライブ感も出るし、コメントも拾いやすいですし。

— たしかに!

堀江 しかもトークした内容は、後で編集して書籍化したり、雑誌の記事やwebマガジンの記事にしたりとかできるから、マネタイズもできますし。だから、普段だったら絶対にあまり表舞台に立たないような人もブッキングできる可能性があるんですよね。

— そういえば、すでに以前堀江さんのメルマガで、先日都知事選に出ていた家入一真さんと大人気ブログ「金融日記」管理人の藤沢数希さんと3人でLINEでトークしたものを公開なさっていましたね。あぁいうことをやるための、プラットフォームなんですね。

堀江 僕はこのアプリはスマートフォンメッセージングの分野で、「twitter」みたいに世界を変えるサービスになる可能性があるんじゃないかと思っていて。まぁ、一番は僕がこういうサービスが欲しかったっていうのもあるんですけど。

— たしかに、いろいろな活用法がありそうですよね。

堀江 あともうひとつのアプリ開発のきっかけとしては、IT業界の人たちに「俺もこれくらいできるぜ!」って見せたかったのもありますね。

— え、どういうことですか?

堀江 僕はよく「あいつはなにもやっていないのに、いろいろ口だけは出す」みたいに言われることが多いので(笑)。だから、「いや、やれるよ」と実際に見せてやろうと思って。

— なるほど。

堀江 こうやって世界を変える可能性があるサービスはどんどん世に出て行くんだから、もっともっとIT業界の人たちには焦って欲しいんですよ。「俺だってできるんだから、もうちょっとがんばって!」ってハッパをかけたかったというか。まぁ、「堀江みたいなロートルに言われたくない!」って、若手の人たちはそのぐらいの意気込みを持ってがんばってほしいですね(笑)。


さらなるインタビューが、dmenuの『IMAZINE』でつづいています。
「ロケットを飛行機感覚で使える時代が、きっと来る」堀江貴文
ぜひこちらからお楽しみください。

執筆:藤村はるな、撮影:加藤麻希


ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく

ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく
堀江貴文/ダイヤモンド社

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イマ輝いているひと、堀江貴文「優れたテクノロジーは、世界を変える」

堀江貴文

元ライブドア社長として、2000年代にITバブルと呼ばれる一世代を築き上げた堀江貴文さん。誰もが名前を知る超有名企業家として名を知られる一方、自伝的著書『ゼロ』の出版や都知事選の応援、ロケットやアプリ開発など幅広い分野で活躍中。誰もが...もっと読む

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コメント

Singulith >  https://t.co/gEmGgyTvMT 1年以上前 replyretweetfavorite

katsuo_1223 堀江さんの日常はかなりオープンだと思うよ笑 1年以上前 replyretweetfavorite

sasada_36 のんびりしてる場合じゃない! 3年以上前 replyretweetfavorite