堀江貴文は、今なにをしているのか?

元ライブドア社長として、2000年代にITバブルと呼ばれる一世代を築き上げた堀江貴文さん。誰もが名前を知る超有名起業家として名を知られる一方、自伝的著書『ゼロ』の出版や都知事選の応援、ロケットやアプリ開発など幅広い分野で活躍中。誰もがその動向を注目せずにはいられない堀江さんですが、その神出鬼没すぎる活躍ぶりから、意外と知られていないのが「今、堀江さんは何をしているのか?」。そんな堀江さんの「今」について、お伺いしました。

堀江貴文がいま輝いている3つの理由!

日本中誰もが知ってる社長です
「ホリエモン」という愛称に始まり、誰に対しても物おじしないキャラクターや「想定内」を始めとする様々なフレーズを残したことでも知られています。まさに、日本で一番有名な経営者の一人なのです!

自伝的著書がベストセラーに!
釈放後に出版した自伝的著書『ゼロ』が、この出版不況と言われるなかで、31万部を突破するベストセラーに。「堀江さんに対してのイメージががらっと変わった」として、様々な層の読者を全国に拡大中。

ロケット開発からアプリ開発まで幅広い!
堀江さんの現在関わっているプロジェクトは、ロケット開発から飲食店のコンサルにECショップ運営、アプリ開発。さらには音楽ユニット「ハッカーズ」としても活動中! その多彩な仕事ぶりは、ちょっと人には真似できません。

ゴキブリのサイボーク手術の話から、取材は始まった

— 堀江さんは仮釈放後から大々的な記者会見を開かれてニュースになっていたり、かと思えばテレビ出演をなさっていたり。本当にいろいろな活躍をなさっていますね。

堀江貴文(以下、堀江) そうですね、いろいろなことをやってますね。

— その一方で「堀江さんっていま何をしているんだろう?」という疑問を持っている人も多いような気がします。そこで、今日はぜひ、「いま堀江さんがやっていること」を中心に、お話をお伺いしたいと思ってます。

堀江 いまなにをしているか……ですか。あ、たとえば、この取材の前にはゴキブリの手術をしてきましたね。

— ゴキブリ? あの、昆虫の?

堀江 そうです。ゴキブリをサイボーグ手術して、それをニコ生で中継していたんですよ。あ、ちなみに手術したのはチャバネゴキブリとかじゃなくて、マダガスカルオオゴキブリっていう種類のゴキブリなんですけど。

— えっ! 昆虫に手術なんてできるんですか? メス入れたら、死んじゃいません?

堀江 いや、ゴキブリは生命力が強いので、ちょっとやそっとじゃ死なないんですよ。ちなみに手術はゴキブリを低温につけて仮死状態にした上でおこなっているので、抵抗しないですし。

— どんな手術したんですか?

堀江 「ロボ・ローチ」というゴキブリ遠隔操作キットを使った、サイボーグの実験です。「キックスターター(kickstarter)」という資金調達サイトがあるんですが、そこでたった99ドルでこのサイボーグキットが買えるんですよ。

— どんな手術をするんですか?

堀江 簡単に言うと、ゴキブリの触覚って、動く方向を決めるアンテナのような役割を果たしているんですよね。それを利用するんです。触覚を切ると切り口のところは空洞になっているから、そこに導線を差し込みます。その導線から電気信号が受信できるようになっているので、ゴキブリの背中に乗っけた基板とスマホの間で無線通信して、触角のアンテナからゴキブリの動きをコントロールするんです。

— しかも動くんですね! ちなみに、これはなんのためにやっているプロジェクトなんですか?

堀江 このキットはもともと学生が神経学の実験をするために、そのキックスターターというサイトで資金を集めて、製品化したものなんです。僕がやってみた理由は、「やってみたかったから」です。だって、自分の手でサイボーグが作れるんですよ?

— 生体と機械を結びつけると何ができるか、みたいな実験ですよね。

堀江 そうそう! そういうのやってみたいじゃないですか!

— 「堀江さんは、今なにをしているのか」を聞くために、最近なさったことを伺おうと思っていたんですけど、冒頭から逆になんだかわからなくなってしまいましたね(笑)。

堀江 そうですかね。でも、僕はIT系のイメージが強いと思うんですけれども、そういう生命科学系のことが大好きなんです。しかも、それを「ただの知識」ではなく、実際に自分の手を動かして実験したり作ってみたりしないと気が済まないんです。
 これはすごく大事なことだと思っているんですよ。もしもそれが自分だけではできないことなら、人と一緒にプロジェクト化して動かしていくっていうのをやっていますね。

『ゼロ』を読んで反応したのは女性たち

— ゴキブリ手術の一方で、いままで明かされなかったご自身の過去について書かれた著書『ゼロ』が、このところとても評判がよいですよね。

堀江 今は31万部を突破しました。

— これまで明かされていなかった堀江さんの幼少期やお母様との関係性などが、かなり赤裸々に描かれていましたね。読者の反応はいかがでした?

堀江 そうですね。読者の方から多かった意見は「堀江さんってコワイ人だと思っていたけど、そんなことなかったんですね」というものでしたね。特に「本を読んで好きになりました」って言ってくれる人は、女性読者が多かったのが意外でした。

— ですよね。失礼な話、この本を読むまで堀江さんのことを「金の亡者」だと思っている人は結構多かったんじゃないでしょうか。

堀江 そうでしょうね。

— たとえば、本にも書かれていましたが、普段テレビなどで誰に対しても物怖じない態度で接する堀江さんが、実は昔から非常に奥手で、「女性に声をかけられなくて、常にキョドっていた」というエピソードは、かなり親近感がわきました……。

堀江 僕は基本的に人見知りなんで……。今回、出版イベントで全国各地を回ったんですけれども、そのときにいろんな読者の方や書店の方と接してみたんです。そのときに、あのエピソードを読んで、「私も人見知りなんです!」と言って声をかけてくれた人も結構いましたね。

— 人見知り同士だから、安心できたんですかね。

堀江 そうでしょうね。だからこそ、わざわざイベントまで来て、僕の話を聞いてくれたわけでしょうし。僕はそういうことを今まで気にかけていなかったんですけれども、いまさらながら「共感してもらうって、大事なんだな」と痛感しました。

(次回、5月6日更新予定)

執筆:藤村はるな、撮影:加藤麻希

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この連載について

イマ輝いているひと、堀江貴文「優れたテクノロジーは、世界を変える」

堀江貴文

元ライブドア社長として、2000年代にITバブルと呼ばれる一世代を築き上げた堀江貴文さん。誰もが名前を知る超有名企業家として名を知られる一方、自伝的著書『ゼロ』の出版や都知事選の応援、ロケットやアプリ開発など幅広い分野で活躍中。誰もが...もっと読む

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コメント

UnionnetOsaka 正直でそれでいてスゴく行動が早い。そこがこの方の魅力だと心底思います! ★ https://t.co/TIpjgPxOMx 2年以上前 replyretweetfavorite

sasada_36 共感を得る方法は色々あるよな。ほんと、動こう。 4年弱前 replyretweetfavorite

7chicman 読む前と後では全くイメージが違うから読書はいいね! 約4年前 replyretweetfavorite

Kanaerror ゴキブリの手術から、ゼロの話まで!! >> 約4年前 replyretweetfavorite