嗤われたときに知識は深まる
ここまでいっても、「間違うことが怖い」「矛盾を指摘されるのがイヤだ」という方がいるかもしれません。
実際、ぼくもそんな時期がありました。が、そういう自分はだいぶ前に乗り越え、間違いや矛盾は、特段恐れるものではないと考えるようになりました。
人間というのは、そもそも間違えたり、矛盾するものです。間違いを一切犯さない人間、一切矛盾しない人間は、存在しません。この前提を自他ともに認めるところから始めましょう。すると、自分の間違いや、他人の間違いはそうそう気にならなくなります。
実際、ぼくも度々間違った発言をしています。たとえば、2013年の11月にブログで荒川弘さんのマンガ『銀の匙 Silver Spoon』(小学館)と『百姓貴族』(新書館)をおすすめ作品として紹介しました。ぼくは荒川弘さんをその名前から男性だと思いこみ、「彼」と記述していたのですが、なんと、荒川さんは女性だということをフォロワーの方から指摘されたのです。
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