前々号でイナカ川柳の常連投稿者キャシーさん(群馬県前橋市)の元を訪れたジョン・ヒロボルタ。キャシーさんが実は日本人ではなかったという衝撃の事実が明かされると、早速、読者の方たちから多くの反響をいただきました。もちろん、同じイナカ川柳の常連のあの人からもお電話ありましたよ! そして前号で掲載された中3ボルタ(実際は中学2年)への反応も合わせて今回はお届けします。どうぞ!
キャシーさんが気になって思わず!
3月某日、新幹線に乗っていた僕の携帯に見知らぬ番号からの着信が。見たことのない市外局番です。座席からデッキへと小走りし、恐る恐る電話に出てみると…
「キャシーさんが気になって…」
と電話越しの女性が。なんとこの方、レペゼン愛媛県、イナカ川柳常連投稿者のICHIMIさんではないですか! 以前このページで、キャシーさんへのライバル心をむき出しにした投稿が掲載されていたあの人です。おとなしい口調ではありますが、電話越しにその熱気が伝わってきます。しかしあいにく、僕は新幹線で超高速移動中のため、携帯の電波は途切れ途切れに。そこで、また日を改めてかけ直していただくことになったのですが、それから数日、いくら待っても電話がかかってきません。「遠慮されてるのかな?」。そう思ったりもしたのですが、忙しさの中でこちらからもなかなか電話をかけることができずにいました。そんな中、『愛媛県西予市で震度5強の地震』というニュースが飛び込んできました。心配になった僕はICHIMIさんの家電(いえでん)に電話しました。すると…
「わざわざすいません」
とICHIMIさん。僕は無事を確認できてホッとしました。前回、電話が途切れてしまったので、手紙に書いて送ろうとしていたのだそうです。しかし、ポストに入れようとした矢先に地震。そして僕からの電話。勝手になんだか運命を感じた僕は、「電話では語りつくせないでしょうから、メールでもいただければそのまま掲載しますよ」と言うと、ICHIMIさんはこう返してきました。
「メールも携帯もFAXもない、紙だけの文化なんです。本当にイナカなんです」
電話で話してみて思った、僕の勝手なICHIMIさんの印象ですが、キャシーさんがハイテンションの『動』だとしたら、ICHIMIさんはイナカの素朴な『静』な感じがします(編注:ハガキだけの印象だと、いつもおびただしい量の文字が書き込まれており、『動』そのものなんですけどね)。イナカ川柳の東西の両雄とコンタクトが取れて、ジョン・ヒロボルタ感無量です。今回の電話の内容の詳細はあえてここには書きません。だって、電話もらえれば僕はいつだって語りますから!!
さらに、常連投稿者のあの人からもメールが!
PNじゃなくてガチやったんか〜!
イナカ川柳常連投稿者/神奈川県相模原市・MIEさん
「突撃!隣のキャシーさん」拝読しました。北欧チックな一軒家・シャレオツな室内・12歳下のイケメン旦那・バツ4・ベトナム生まれ・両親外人。外国人やったんか~キャシーってPNじゃなくてガチやったんか~! 私の中のキャシーさん像、あき竹城が崩壊した瞬間でした。
例え田舎でも転校生が外国人なら、その子はやっぱり田舎の子じゃないんです。つーかこれだけのスペック(5回も結婚できるってどんだけモテ期!?)なら、もう無人島で暮らしてたって「都会」だっちゅーの。さすがイナカ川柳の町内会長、底が見えません…二重底かも。以前ブロスで読者によるコーナーを掲載していましたが、なぜキャシーさん応募しなかったんですかね? 絶対レギュラーコーナーになってたハズ。こりゃ~今まで同じ田舎者だと思っていた方々も怪しくなってきましたゾ。
ICHIMIさんはもう私の中では完全に篠原涼子、
ヒロータ教授は役所広司、
BIG松村さんは佐々木蔵之介、
DiE!さんはスガシカオ、
ヤタベリュウタさんは掟ポルシェ。
もうどこが田舎で誰が田舎者かわからなくなってきました。都会のセンスを持ってる人の方が田舎の中のイナカを発見しやすいのかもしれませんね。イナカ川柳の見方が広がりました有難うヒロボルタさん!あと、ヒロボルタさんは何となく榮倉奈々に似て蝶。
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