同性への愛の告白って、どうやったの?

現在、フランス人女性と結婚し、フランスで暮らしている牧村朝子さん。女同士、しかも国際結婚、ということで、気になるのは、どうやって「愛の告白」をはたしたのかということ。ごくふつうの男女同士の恋愛でさえ、ときに困難に感じられる「思いの伝え方」について、奥さんとの出会いを振り返りながらつづっていただきました。

「告白」はいらない?

「好きです。付き合ってください」

こういう「告白」からお付き合いが始まることって、実は世界ではかならずしもスタンダードではないらしいです。

わたしはフランス人女性と結婚していますが、恋愛関係の始まり方は、日本とフランスでも違いがあります。例えばこんな感じ。

【日本式】

A「(ドキドキ……今日こそ言わなきゃ……)」
B「(ドキドキ……今日こそ言ってくれるかな……)」
A「好きです! 付き合ってください!!」
B「嬉しい! その言葉、ずっと待ってた!!」

→言葉によって恋愛関係に

【フランス式】

A「君は素敵だね……本当にきれいだよ(見つめる)」
B「ありがとう、あなたに言われると嬉しいな(ほほえむ)」
A「(イケる)」
B「(イケる)」

→ムードによって恋愛関係に

もちろん一概には言い切れませんが、傾向としてはこういうことなんですって。

そんな文化の違いはつゆ知らず、こんな空振りをかましちゃったことがあります。

自分「わたしのほうがあなたのこと好きよ~。わたしから告白したんだもん!」
妻「えっ? 告白なんてしてくれた??(きょとん)」
自分「えっ? したじゃない!!(涙目)」
妻の中では印象が薄かったみたいですけど(笑)、わたしなりにいろいろ悩んでがんばったんです。今回は妻に愛を告げるまでのことを振り返りながら、「愛の告白」についてあらためて考えてみたいと思います。

最初に、自分自身へのカミングアウトがあった

「女が女に愛の告白をすること」。

初めて同性に恋をした10歳のわたしにとって、それはものすごく専門的なことに思えました。こことは別の「レズビアンの世界」のことであって、その世界のルールを知らなければできないと、そう思い込んでいました。

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ハッピーエンドに殺されない

牧村朝子

性のことは、人生のこと。フランスでの国際同性結婚や、アメリカでのLGBTsコミュニティ取材などを経て、愛と性のことについて書き続ける文筆家の牧村朝子さんが、cakes読者のみなさんからの投稿に答えます。2014年から、200件を超える...もっと読む

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コメント

wasanbone フランスは、ムードによって恋愛関係に至る傾向があるらしい。 フランス文学『星の王子さま』のキツネに通ずるものがあるね…! (画像:https://t.co/qKtwUsZ6d1「 3年弱前 replyretweetfavorite

rfumk |女と結婚した女だけど質問ある?|牧村朝子 @makimuuuuuu |cakes(ケイクス) やっぱりまきむぅ大好き… https://t.co/bKWog1qmLV 4年以上前 replyretweetfavorite

kmr5184 久々にcakes開いたけどこのコラムいいなぁ。知らない世界を知るのはすごく面白い 4年以上前 replyretweetfavorite

koki_h やらしい野次馬根性で読み始めたけどなんか良い話だな。 4年以上前 replyretweetfavorite