横山光昭
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第7回】節約のつよい味方、「Visaデビットカード」って?
「ブラックでも持てるカード」という広告を見たことがありませんか? 「ブラックリストに入ってしまってカードがつくれないはずの人でも審査なしで使えるカード」を意味するのですが、それはVisaデビットカードのこと。じつは増税負担も軽減してくれる可能性のあるこのカードのことについて、じっくり学んでみましょう。
「クレジット」じゃないカード?!
私はクレジットカードを使わない。持ってもいない。第1回で話したが、私にはお金で失敗した時期があり、「お金を借りて」買いものをするシステムのクレジットカードは、封印することにした。カードを持っていると、好きなものをどんどん買ってしまったり、自分に都合の良い「お金を使う理由」をつくりだして、無駄にお金を使ってしまうだろうと思っているからだ。
その解決策として、数年前から利用しているのがVisaデビットカード。日本で2006年にスルガ銀行で導入したのが始まり。2010年ごろまではスルガ銀行と楽天銀行しか取り扱っていなかったが、最近やっと取り扱い機関が増えてきた。
お金を使いすぎる人にこそ向いている
このVisaデビットカードは、該当銀行の口座を作ることができ、その銀行が定める年齢(15~16歳)をクリアしていれば、誰でも作ることができるカードだ。だから「ブラックな人でも持てるカード」などと宣伝されていたのだが、これは普通にクレジットカードの審査が通る生活をしている人にとっては、あまりよい印象とはいえない。しかし実は、私のようにお金を使いすぎる人には非常に良いカードなのだ。
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この連載について
横山光昭
家計再生コンサルタントとして過ごした15年近くの日々。ファイナンシャルプランナーとしての一面を持ち合わせながら、借金だらけの家計から、貯金を作りたい・増やしたいという家計まで幅広くサポートしてきました。その経験から、感じたこと、考えた...もっと読む
著者プロフィール
家計再生コンサルタント・株式会社マイエフピー代表。独自の90日貯金プログラムを活かし、リバウンドのない再生と飛躍を実現。クライアントは約7000人以上。お金の問題だけでなく依頼者の人生まで再生させる、その親身な相談内容にファンの多い庶民派FP。独自の貯金法などを紹介した『年収200万円からの貯金生活宣言』や『貯金生活家計簿』 (ディスカヴァー刊)等はシリーズは累計45万部を超えるベストセラーとなり、テレビやラジオでも家計再生&貯金術を紹介し、話題に。他に『35歳からの超貯金術』(朝日新聞出版)、『お金が貯まる人の思考法 年収の半分を3年で貯める16.7の法則』(講談社)などがある。
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Twitter:@chokin_myfp