道徳の時間

古市憲寿 vol.4 社会学って役に立つんですか?

未来社会をサバイブする岡田斗司夫さんが、 ゲストとともに様々な事例を引用しながら、 現代の「道徳」について考えていきます。 古市さんとの対談も最終回。時にはドキッとすることを言いつつもバランスのとれた発言を続ける古市さんに、岡田さんから今後の立ち位置についての指摘が飛び出します。

岡田 戦争の話は高木新平さんともしたけど、僕は、戦争をすることが常に悪いこととは言えない。国民の大多数が戦争に賛成するときに戦争をしていいかわるいかというのは、僕には正直よくわからない。

古市 現代の戦争を考えてみると、総力戦で国土が荒廃してしまうという事態には中々ならない。局所的に争いが起きるから、あまり反対の声も大きくならないのかもしれないですね。日本は戦争といえば第二次世界大戦のことばかり教えるじゃないですか。あれはよくないと思うんです。今も世界中で続いている小さい紛争への感度が鈍ってしまうから。

岡田 倫理経済学で考えたらどうなるんだろう? どこかの経済学者が、中国とえんえん小競り合いするコストと、一回戦争をやってさくっと負けて中国に領土を渡した時のコストを算出してくれたらいいのに。それで、中国の属国になった方がトクだよ、とか言われたら、納得しちゃうかもしれない。

古市 たしかにその方が楽かもと思うときはありますけど。

岡田 中国とアメリカだったら、どっちの属国になる方がいいかな?

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道徳の時間

岡田斗司夫

評価経済など新しい資本主義が加速しはじめた21世紀。 そんな新時代の「道徳」とは、一体どんなものでしょうか。 未来社会をサバイブする岡田斗司夫が、 ゲストとともに様々な事例を引用しながら、 現代の「道徳」について考えていきます。 (月...もっと読む

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