道徳の時間

古市憲寿 vol.2 スクールカーストはなくせないんですか?

未来社会をサバイブする岡田斗司夫さんが、 ゲストとともに様々な事例を引用しながら、 現代の「道徳」について考えていきます。 今月のゲストは古市憲寿さん。話題は若者の話からスクールカーストへ。「スクールカーストはなくせないのか」という岡田さんの問いに対して、古市さんは「ありますよ」とあっさり答えます。

岡田 いまの若者が他の世代に比べて不幸とは言えない。前回スクールカーストの話が出たけれど、いまの若者は「いい子」が多いのにいまいち自分の周りの物事を解決しようとしない、というのはスクールカーストが彼らの原罪になっているからではと思っているんだけど、どうかな。

古市 原罪……。


岡田 僕らの世代の若者は、「俺はテッペン目指してやるぜ!」という気概を持っていたと思う。でも、今の世代はスクールカーストによって階級意識が植え付けられていて、上に昇ろうという気概を持てなくなっている感じがするんですよ。

古市 学級、というか学校という集団自体から明確な目標意識が消えかかっているというのは、確かにスクールカーストを生んでいる一つの原因だと思います。昔から教室内での序列付けのようなものはあったはずですが、それは学力や運動能力という指標に基づくようなものだった。

岡田さんが学校に通っていた80年代というのは、受験戦争がものすごく厳しい時代でしたよね。だから、序列といえばまず学力だったかもしれない。だけど今のように勉強の意味自体がよくわからない時代だと、本当に細かな違いでスクールカーストというものが発生してしまう可能性がある。しゃべり方とか、雰囲気とか、容姿とか。

岡田 なるほど。そういえば、古市さんはピースボートに乗船して本も書いていますけど、ピースボートにはカーストやいじめはないんですか?

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岡田斗司夫

評価経済など新しい資本主義が加速しはじめた21世紀。 そんな新時代の「道徳」とは、一体どんなものでしょうか。 未来社会をサバイブする岡田斗司夫が、 ゲストとともに様々な事例を引用しながら、 現代の「道徳」について考えていきます。 (月...もっと読む

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