第6回】増税目前! 「買いだめ」でわかるアナタの消費傾向

消費増税目前に焦り、世の中は「買いだめ」傾向のようですが、買いだめには向き・不向きがあり、結果的に単なる散財にしかならないことも。しかし、せっかくの機会なので、増税直前にあえて「買いだめ」をしてみようと、家計再生コンサルタント・横山光昭さんはすすめます。はたしてその真意とは?

「買いだめ」はすすめないけれど……

消費税増税目前、日用品の買いだめや、高額商品の駆け込み購入に話題が向いている。不動産や自動車などの売れ行きは良く、家電なども人気商品は品薄になっている。こういった増税前の購買意欲にこたえようと、お店では「増税前の大セール!」などとして、安売り合戦に入っている。しかし、増税直前となる3月は、「ギリギリまでがお得なんですよ」ということを全面に出して商品をたくさん売りたい企業側のもくろみも強く押し出されており、この時期に本気の値引きをしているとは考えにくい。

増税に向け、これは買った方がいいとか悪いとか、そんな議論に意味はない。結局、「焦って買うことはない!」という結論になるからだ。そんなことよりも、「自分はどんな消費傾向があるのか?」ということを知っておくことの方が100倍の価値があるように思う。そこで、自分には「買いだめ」という行為が合っているのかどうかを、見極めるための行動を起こしてみるとよい。

自分を試すためのまとめ買いをしてみよう

では、どうすれば「買いだめが自分に合っているのか?」を確かめられるだろうか。それは逆説的かもしれないが、もう実際に「買いだめ」してもらうことに尽きると思う。ただし、単に買いまくるのではなく、“日頃以上に買ったものを大切に使う気持ち”を持った上での、まとめ買いである。

具体的にいうと、シャンプーや洗剤、ティッシュペーパーなどの「日用品」、保存が効く「食料品」を、先ほどの気持ちのもと大量買いをするのだ。その量は、1年分などのバカみたいな量ではなく、通常の2、3倍程度でいい。例えば、月に5千円ほど日用品を買っている人なら、1〜1.5万円ほどで十分。部屋を狭くするほどの量は、別の問題として支障をきたすので、それも配慮してほしい。

実際に大量に買ってみたら、自分が買ったものをどのように使っているのか、客観的にみる。それがいつものペース、もしくはいつもより遅いペースならば、今後も買いだめしてもらってかまわない。

対して、いつもよりハイペースでなくなっていくようなら、あなたは買いだめには向いていない。たくさんあるという安心感が、少しくらい無駄遣いをしてもいいだろう、大丈夫だ、という気の緩みを生んでいるのだ。そのため今後、安いからといってまとめ買いすることはムダづかいとなることを自覚しておいてほしい。

目先のお得さに満足するよりも、自分がどのような消費傾向を持つのかを見極めることの方が、価値がある。

お酒のまとめ買いと都度買い、どっちがお得?

私も実際に、買いだめをしてみた。

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家計再生コンサルタントの本音

横山光昭

家計再生コンサルタントとして過ごした15年近くの日々。ファイナンシャルプランナーとしての一面を持ち合わせながら、借金だらけの家計から、貯金を作りたい・増やしたいという家計まで幅広くサポートしてきました。その経験から、感じたこと、考えた...もっと読む

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