おつまみにもぴったりの元祖牛肉コロッケ「クロケッテシュ」[第37回]

今回のバダサオリさんのレシピは、ポルトガルのコロッケ風料理「クロケッティシュ」。一説によると、日本のコロッケの元になったとも言われているこの料理、コロッケよりも一回り小さいサイズに、たっぷりのうまみが詰まっています! 一度食べ始めたら止まらない、おかずだけでなくおつまみにもぴったりのクロケッティシュ、ぜひお試しください!

みなさんこんにちは。

3月ですね。
今年は東京にも結構な雪が降ったりして、
冬が心持ち長かったように感じたなあ。
でも、ようやく3月。
あとは日に日に暖かくなっていくのを楽しむだけです。

先日、よく立ち寄る洋服屋さんで春ものをチェックしていたら、
おしゃれな美人店員さんがにっこりしながら颯爽とやってきて
「春本番の4月より、春を待つ3月の今頃の方が、春の新作が一番売れるんですよー」
と教えてくれました
(だから早く買わないと人気の服は売れちゃいますよ♡ 的な意味もあり)。
わかる。
わかるなー、それ。
女性の大半はこの先物買いの感覚、
きっとうなずけると思います。

春ものの並んでいるショップ内は、
軽くて華やかな色と素材に満ちた巧みなスタイリングで、
見ているだけで気分が上がるんですよね。
だから、春への待ち遠しさを自ら形にするかのように、
まだ着るには少し早い春のトップスと、ついでにパンツもついついお買い上げ。
帰り道は、紙袋の中に春を確保したつもりになって上機嫌。
家に帰ったら確保した春をハンガーにかけて、
あとは出番を楽しみに待つばかり。
これぞ春の先物買い!
3月の女の儀式です。
あ、もしかして男の人も春の先物買いとかする?

そんな感じで
自然とエンジンがかかりだすこの時季に、
みんなが食べたいものって何でしょ。
春の野菜が並ぶのにはまだちょっと早いから、
ここはひとつ、元気が出る肉料理!
牛肉のひとくちコロッケなんてどうでしょう。

私の好きなポルトガルには、
手のひらサイズ、
いや、
ワインのコルクぐらいに細長くて小さな「牛肉コロッケ」
「クロケッテシュCroqettes(de Carne)」があります。
ビールやワインに合うので花見のつまみにもぴったり。
ほら、こんな感じ。

コロッケは、
450年前の南蛮文化が広まった時代にポルトガル人が伝えたという説もあるそうですから、
昔の日本にもこのコロッケを食べた人がいたかもしれません。

もちろんポルトガルにはコロッケ風の料理がいろいろあって、
代表的なものは連載の第7回でご紹介した
たらのコロッケ「pstais de bacalhau(パシュテイシュ・ドゥ・バカリャウ)」
があります。
ただ、ポルトガルでメニューに「Croqettes」書いてあるときは、
肉の(de carne)という言葉が付かなくても牛肉の場合が多い。
正確には牛肉だけではなくて、
刻んだ腸詰を加えて味に深みを出しています。
これがこのコロッケの特徴。
ね、想像しただけでもなんかおいしそうでしょ?
日本でなら、半生のサラミやジューシーなベーコンなどを
代用してもいいと思います。
牛肉だけとは違ったあとひく風味でつまみっぽい。

肉の繋ぎにはフランス風にホワイト(ベシャメル)ソースを少々。
といっても、肉に小麦粉を振りいれて牛乳を加えるだけだから、
いとも簡単。 炒めた挽き肉を小さく丸めて卵とパン粉を付けて揚げるので、
破裂することもまずありません。

一度にたくさん作ってみんなでつまむのもいいし、
残りを冷凍保存して夜のおつまみにしてもいい。
肉好きにはかなりおすすめの、ひと味違う「牛肉コロッケ」
早速作っていきましょう。

材料はこちらです。

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ポルトガル食堂

馬田草織

ポルトガルや南蛮絡みのエピソードが大好きな編集者・ライターの馬田草織さんが、仕事現場や旅先、日常で気になった食のサムシングと、それにちなむおつまみ&ぴったりなお酒を月替わりでご紹介していく、家飲みも外飲みも楽しむ人へ捧げる至福のほろ酔...もっと読む

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show6volta めっちゃビール進みそうやばすぎる\(//∇//)\ 4年弱前 replyretweetfavorite