川田十夢(AR三兄弟 長男)→山戸結希(映画監督)Vol.2 「どんな映画を撮りたいですか?」

今回インタビュアーを務めるのは、テレビ、雑誌、映画、ファッションなどあらゆる素材やメディアをマッシュアップし、未来の可能性を次々と見せてくれるAR三兄弟川田十夢さん。そんな川田さんがインタビューするのは、人気ガールズ・ボーカル&ダンスグループ・東京女子流を初主演に迎えた最新監督作『5つ数えれば君の夢』が現在公開中の山戸結希さん。日本映画界がいま最も注目する新鋭監督である山戸さんに、川田さんが聞いてみたいこととは?

どんな映画を撮りたいですか?

Q.山戸監督は、これまでどんな映画を観てきたのですか?

山戸:やはり周りにはシネフィルのような人が多いのですが、そういう方たちに比べると私は全然観ていないと思います。本は懸命に読んできましたが、映画の世界に入ったのはつい最近のことだったので、基本的に趣味で鑑賞する程度で、あまり勉強のような感じで観ることはなかったですね。

Q. 例えば、以前に僕がインタビューをした本広克行監督の「踊る大捜査線」シリーズなどは観ていますか?


『あの娘が海辺で踊ってる』(2012)

山戸:日本国民ならほとんどの方が観ていると思いますし、もちろん私も観ています。狭義的に志向する映画とはまったく違う部分の頭を使っていて、その広がっていく行為自体が、表現のひとつの存在の仕方として、本当に面白いですね。

Q.「踊る大捜査線」はそれこそ国民全員をターゲットにしているような規模の作品ですが、山戸監督は自分の作品を観る人たちの層や人数などはどの程度意識していますか?

山戸:最初の作品は、数字というのは全く考えていなかったですが、もともと明確に女の子に向けて作っているので、最初は同年代の女の子にしか伝わらないだろうとは思っていました。でも、実際に公開が始まると、かなり年上の男性とかも観に来てくれて、客層がカオスだとよく言われていました(笑)。自分としては女の子へのシンパシーで撮っているんですが、深くいけばいくほど、男性からしたらワンダーとして見てもらえるところがあるのかもしれません。

『5つ数えれば君の夢』(C)2014『5つ数えれば君の夢』製作委員会

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes・note会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

ケイクス

この連載について

初回を読む
いま、僕たちが話を聞きたい人

カンバセーションズ

インタビュアーという存在にスポットを当てるこれまでにないインタビューサイト「QONVERSATIONS(カンバセーションズ)」。毎回異なるクリエイターや文化人がインタビュアーとなり、彼らが「いま、本当に話を聞きたい人」にインタビューを...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード