仲暁子 vol.4 スキルを金に換える就職から、ビジョンとカルチャーでつながる就職へ。

ウォンテッドリー株式会社CEOの仲暁子さんは、シゴト充実化サービスの「Wantedly(ウォンテッドリー)」を日本の働く人全員が使う社会を実現したいと語ります。そのために必要なのは、揺るぎない会社のカルチャー、そして成功体験。やるべきことをやっていれば、必ずブレイクスルーのときは訪れるという、仲さんの経営哲学とは。仲さんをゲストに迎えるシリーズの最終回です。

「ワクワク」していれば、「できる」ようになる

藤野 ここで、Wantedlyのサービスについて、改めて説明してもらってもいいですか?

 ちょっと待って下さいね、Wantedlyについて説明するときにいつも描く図があるんです。よいしょ。これです。「ビジョン」と「カルチャー」と「スキル」の3つの円が重なる図なんですけど。

藤野 ほう。

 中国やインドネシアの人って、まだお金が自分の幸福、ひいては家族の幸福だから、100円でも時給が高かったら転職するんですよね。日本も高度成長期のころは、そうだったと思います。それって、自分のスキルをお金で売るっていう考え方なんです。旧態依然としたリクルーティングの媒体は、スキルをお金に換える発想でつくられてるんですよ。だから、年収で検索ができて、上から5番目までエントリーする、というような使い方をする。

藤野 そうですね。

 でも、日本は豊かになって、お金よりもやりがいを求める人が増えてきました。Wantedlyの場合、企業ページの条件に報酬は書かないでもらっています。それよりも、「Why」「How」「What」といった部分を重点的に書いてもらう。それはビジョンですよね。そしてFacebookでリンクしているので、どういう人がいるのか、その人と共通の友人はいるかということがわかります。

藤野 企業ページのメンバーの写真が、Facebookのアイコンですもんね。

 そうです。そして、メンバーに会えるシステムも組み込まれている。カルチャーっていうのは、会社の中にどういう人がいて、どういう価値観で仕事をしているかという、人の集合体のことですよね。つまりWantedlyはビジョンとカルチャーがよくわかるようにつくられている。それが従来の媒体との違いです。ビジョンとカルチャーがマッチングできれば、スキルはあとからついてくると思うんですよ。

藤野 おもしろい図ですね。僕も採用についての図、描いていいですか。

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コメント

hosomiya0317 今のうちの会社に、まだ装備出来ていない部分。何度でも、読み返したい。 2年以上前 replyretweetfavorite

roki0211 めっちゃ素敵な人だなあと 約4年前 replyretweetfavorite

chrhsmt 本の選択が良いね! 4年以上前 replyretweetfavorite

toru みんなが仕事にワクワクできたらいい世の中になるんだろうなあと思う。 4年以上前 replyretweetfavorite