路地裏のモダンな寿司屋で優雅な昼食
「SCAI THE BATHHOUSE」という銭湯を改装した現代美術のギャラリーが、根津駅から少し歩いたところにある。僕の好きなアーティストが数多く所属しているギャラリーで、最近では昨年末にMITの助教になったスプツニ子もここ。この十年ほど、数ヶ月に一度くらいか、定期的に展示を観に訪れている。先日このギャラリーが25周年を迎えた。ちょうど記念のエキシビションが開催されていて(3月8日まで)先週末に現代美術好きのお姉さまと行ってきたばかり。
どうにも寿司好きなもので、この日のチョイスも寿司。下町の路地裏にとてもモダンな寿司屋があるのです。その名は「鮨かじわら」。初めて来たのはもう7〜8年前、弟がこの辺りに住んでいて家族で食べたようなおぼろげな記憶。この日はランチでしたが、ビーツで赤紫に色付けされた岩塩がかけられたスミイカ、うずらの黄身が和えられた白魚、柚子こしょうが乗っかったゲソなど、奇をてらうことはないまでも、ネタごとに独自の工夫が凝らされたにぎりが次々と。日本酒をくーっと合わせて、優雅な下町土曜日のはじまりです。雲丹、マグロ、コハダ、穴子も入った10カン、お椀も付いてのおまかせで2500円は下町ならではなのか、これはおトクと言わざるを得ない。最近行ってないけど、夜もリーズナブルに食べられるはず。
桜並木の洋菓子屋の軒先でシュークリームをぱくり
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