第6回】3・11のときに痛感した「しがらみのない環境を持つこと」の大切さ

社会にコミットしたい! でも、まだなにもできていない。なんのコネクションも実績もなにもない人でも、社会に積極的に携わることはできるのか? 数々の社会問題に取り組んできた津田大介が、自分の経験や実績をもとに「社会参加」について考えます。いまだ記憶に新しい東日本大震災。一大事だとは思っても何もできずにいた人も多いんじゃないでしょうか?  それはいろいろな「しがらみ」のせいかもしれません。

なにかをしたい人は「経済的にひとつのことに依存する」
ことを、まずやめよう

なにかやりたいことが見つかったけど、「時間がないから」「仕事があるから」といって、に動けない。これ、辛いですよね。結局、時間が経つとモチベーションも下がるから、動きたいときに動ける環境を整えておくことは、かなり大事なことだと思います。

じゃあ、僕自身がどういう環境を作ってきたか。自分自身を振り返ってみると、「なにかに依存する」ということを徹底的に拒否し続けてきた人生だったように思います。要は、ひとつの取引先や勤務先、働き方に固執せず、収入を分散させ、「飯の種」を複数作ってきたということです。僕は特に最近、堅い仕事から柔らかい仕事までいろいろやっていることが多いので、「もうちょっと仕事選びなよ」と助言されることが多いんですが、そのスタンスは意図的というか、仕事を選ばないことが何かに依存しないための重要な手段になっている部分はありますね。
 

とりあえず新規の仕事は一度やってみる。そのうえで可能性を判断する。もともと原稿を書くのが大嫌いな僕が定期的なメルマガを発行するようになった理由は、財源を自分で作ることで取引先に依存せず、自分が動きやすい環境を確保したかったからということが大きいです。

「しがらみを持たない環境」は、一見不安定ですが、メリットも多いです。

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Commitment2.0—そろそろコミットしてもいいんじゃないの?

津田大介

普通のひとが普通に、身近で切実な社会問題を変えていくにはどうしたらいいのか? ジャーナリストの津田大介さんが、自身のこれまでの経験や考え方、具体的な手法などのエッセンスをここで公開しながら論じます。眉間にシワをよせない、楽しく明るい社...もっと読む

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