総理大臣は嘘つかない?
前回のコラムでは、欧州の人々は、金持ち、貴族、王様などに普段から「なにくそ」と思っており、ちょっと何か気に入らないことがあると、けっこう大変な感じの抗議活動をやると説明しました。
日本にいる人々には想像できないかもしれませんが、こちらの人々のお上に対するあけすけのなさ、批判精神には凄まじいものがございます。「貴様らは公僕にすぎない」というわけで、ワシらのために労働するのが当たり前じゃという感覚であります。公務員なぞ大して威張れる仕事ではございません。特に欧州の中でも特に資本主義的なイギリスだと、むしろ恥ずかしい感じのお仕事でございます。オレは公務員だといっても、男子は女子に対してモテないのでございます。その辺は安定志向というか、狡猾な女子の多い日本とは大違いでございます。
さて、日本の下々はなぜお上様に抗議しないのでありましょうか?
それは「あるべき姿」にとらわれてるからであります。
「あるべき姿」とは何か。
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