一生懸命に打ち込んでいる人がまわりにいなかった、だから。

2013年のデビュー以来、まさに「快進撃」と言える勢いで人気を拡大してきたロックバンドKANA-BOON。昨年秋にリリースされた1stフルアルバム『DOPPEL』がオリコン3位を記録、圧倒的なライブパフォーマンスでファンを一気に拡大し、名実ともに新世代ロックバンドの代表格となりました。地元大阪の高校の同級生4人で結成し、とんとん拍子で夢を叶えたように見えますが、実際のところはどうだったのでしょうか。初回はいつも叱ってくれた部活のセンセのお話から。


左から飯田祐馬[B]、古賀隼斗 [G]、谷口鮪[Vo/G]、小泉貴裕[Dr]

KANABOONがいま輝いている3つの理由

人気がうなぎのぼり!
1stフルアルバム『DOPPEL』がオリコン3位を記録し、2014年の「CDショップ大賞」に2作もノミネート。

とにかくライブが楽しい!
一度耳にしたら忘れないメロディとリズムで、初めてフェスで彼らを見た人も巻き込んで、お客さん全員が踊り出してしまうことも。

ストレートで飾らない歌詞が響く!
ヴォーカル・ギター谷口鮪の力強く伸びやかな歌声で歌われる言葉には、10代や20代の夢や不安がリアルに描かれている。

ヤンキーばかりの高校で、僕らは浮いていた

—昨年にデビューしてから、様々なメディアがKANA-BOONのことを「ブレイク期待のロックバンド最右翼」として取り上げてきました。

谷口鮪[Vo/G](以下、谷口) ありがたいことです。

— ライブの動員も一気に増え、1stフルアルバム『DOPPEL』がオリコンチャート3位を記録するなど、バンドの状況も大きく変わったと思います。今の状況はどうですか?

KANA-BOON『ウォーリーヒーロー』

谷口[Vo/G] でも、僕らとしては相変わらずなんですよ。もともと高校の同級生の4人でバンドを始めた頃から変わっていない。もちろん、去年の経験はすごく大きかったです。初めてCDを出して、夏フェスに出て、日本各地でステージに立つことができた。でも、その根っこにある、同級生でバンドを組んで音楽をやっているという部分は変わらないので。

小泉貴裕[Dr](以下、小泉[Dr]) まったく変わらへんな。

— 今も4人で集まって遊んだりしてます?

谷口[Vo/G] そこも相変わらずですね。4人以外に遊ぶ友達がマジでおらん(笑)。

飯田祐馬[B](飯田[B]) うん。本気で遊ぶならこの4人やな。

— 今回はまず4人が高校の同級生だった頃の話を聞こうと思うんです。KANA-BOONは、もともと大阪の高校で谷口さんがメンバーを誘って始めたバンドだった。

谷口[Vo/G] そうです。

— その時に谷口さんはすでにプロとして音楽をやりたいと思っていたそうですが、どういう理想像があったんでしょうか?

谷口[Vo/G] その当時聴いていたバンドみたいになりたいというのがありましたね。たくさんの人の前のステージに立って、CDを作って、毎回いい曲を更新し続ける。そういう存在になりたいという気持ちでした。

— 最初にそれを思ったのはいつ頃でした?

谷口[Vo/G] 中学生の頃ですね。音楽に衝撃を受けて、衝動が自分の中にあふれてくる感覚があって。でも、バンドを本気でやろうと思ったのはメンバーに出会ってからです。

— どういうところでこの4人は気が合ったんでしょう?

谷口[Vo/G] なんやろう……環境も大きかったと思います。僕らの通っていた高校って、極端だったんですよ。ヤンキーがすごく多くて。そうじゃないと、大人しくてジメッとした人しかいない。その中で僕らは居場所がなくて。

古賀隼斗 [G](以下、古賀 [G]) どっちでもなくて、中途半端やったんです。だから、ずっと4人で一緒におったな。

谷口[Vo/G] 学校の中でも周りの人からは浮いてたと思います。そもそも何かに対して一生懸命に打ち込んでいる人がいなかったんですよ。そういう環境がなかった。ただ、僕らがいた軽音楽部だけはしっかりと活動していて。顧問の先生も厳しい人で、機材も場所もそろっていた。だからバンドに対して一生懸命に毎日を過ごしていて。そういう人は他にはおらんかったから。

— 部活以外の学校生活はどうだった?

小泉[Dr] 何もやってなかったな(笑)。

古賀[G] うん。部活が終わったら、だいたいドラムのこいちゃん(小泉)の家に遊びにいくんですよ。それで「おつかれ〜!」って言って帰って、寝る。次の朝起きて学校に行って、集まって部活して。で、またこいちゃんの家に遊びにいく。そういう毎日でした。

谷口[Vo/G] もう、ずっと4人一緒だったんですよ。クラスも誰かしら一緒だったし、単位制の学校やったんで、同じ授業をとったりしていて。学校生活の中では、メンバーと一緒にいない時のほうが少なかったと思います。

— 軽音楽部の顧問の先生は、熱く生徒に接するタイプの先生でした?

谷口[Vo/G] そうですね。熱血タイプじゃないけど、すごく怒られました。

— どんなふうに怒られるんですか?

谷口[Vo/G] もう、ゲンコツですね。音楽がどうこうじゃなくて、人としての生活をきちんとしろって言われるんです。学校がヤンキーばっかりだったんで、挨拶できないような人たちもたくさんいた。そういう人たちに巻き込まれるな、楽なほう楽なほうに行こうとする人に流されるなって。日常生活がちゃんとしてないと部もクビになるんですよ。遅刻にも厳しかった。もう毎日怒られてました。

古賀 [G] 僕ら全員怒られましたね。

谷口[Vo/G] でも、ホンマに、いい先生やったな。

(つづく)

構成:柴那典、撮影:喜多村みか


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結晶星(初回生産限定盤)(DVD付)
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「KANA-BOONのご当地グルメワンマンツアー」のご案内

5月17日(土) 東京 新木場 STUDIO COAST (OPEN 17:00 / START 18:00)
5月18日(日) 北海道 札幌 PENNY LANE 24 (OPEN 17:30 / START 18:00)
5月30日(金) 石川 金沢 AZ (OPEN 18:30 / START 19:00)
6月01日(日) 新潟 新潟 GOLDEN PIGS RED STAGE (OPEN 17:30 / START 18:00)
6月07日(土) 宮城 仙台 MACANA (OPEN 17:30 / START 18:00)
6月12日(木) 愛知 名古屋 DIAMOND HALL (OPEN 18:00 / START 19:00)
6月14日(土) 福岡 福岡 DRUM Be-1 (OPEN 17:30 / START 18:00)
6月15日(日) 広島 広島 CLUB QUATTRO (OPEN 17:00 / START 18:00)
6月21日(土) 大阪 なんば Hatch (OPEN 17:00 / START 18:00)
※2月26日発売 2nd Single『結晶星』の初回生産限定盤、通常盤・初回仕様ともに最速先行抽選受付のシリアルナンバーが封入されます。

<HP先行> 2014年3月11日(火) 12:00~3月17日(月) 23:59まで  ※詳細は追って発表いたします。
<一般発売日> 2014年4月6日(日)
<チケット料金> 前売り¥3,500/当日¥4,000  ※ドリンク代別

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この連載について

イマ輝いているひと、KANA-BOON「それをアホみたいに信じてきた」

KANA-BOON

2013年のデビュー以来、まさに「快進撃」と言える勢いで人気を拡大してきたロックバンドKANA-BOON。昨年秋にリリースされた1stフルアルバム『DOPPEL』がオリコン3位を記録、圧倒的なライブパフォーマンスでファンを一気に拡大し...もっと読む

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コメント

Woo_Joe715 【前編】  約4年前 replyretweetfavorite

kiq このバンドの音楽は好みじゃないけど高校生時代の話面白い / “【前編】 約4年前 replyretweetfavorite

moyasi_22 【前編】 約4年前 replyretweetfavorite