ケータイを捨てて、かれこれ3カ月になる。前回、「ケータイを捨てるべき3つの理由」という記事において、ぼくのケータイ依存症、テクノロジー中毒患者ぶりを赤裸々に公開した。
その結果、みなさんから「ぼくも中毒です!」「私も本当はもうケータイを捨てたいんです……」「彼がケータイばかり見て私を見てくれない」「子供の前でスマホをいじってばかりの夫に読ませます」「俺すぎてワロタ」などの様々な反応が返ってきた。現代社会が潜在的に抱えるケータイ依存症患者が、いかに多いかを知る、貴重な意見だった。
ケータイ普及率が103%(2012年5月、総務省調べ)を超えたこの社会において、ケータイを持っていないことでなにが起きるのか? 今回はやっと「ケータイを捨てるべき3つの理由」が発見できそうだ。……と、その前に、ケータイを捨てる以前、ぼくが持っていた不安をチェックしよう。
・解約したら違約金を取られるのでは?
・解約のときにSIMを回収されるのでは?
・解約したらiPhoneが起動しなくなるのでは?
・起動したとしても解約したら使えないアプリとかってあるんじゃ?
・ケータイがないと日常生活や仕事に支障が出るのでは?
・ケータイがないと友達が減るのでは?
・ケータイがないと待ち合わせがクソ不便なのでは?
・ケータイがないと死ぬのでは?
さて、実際のところ、どうだったのか? まず以下の疑問を確認しよう。
・解約したら違約金を取られるのでは?
・解約のときにSIMを回収されるのでは?
・解約したらiPhoneが起動しなくなるのでは?
・起動したとしても解約したら使えないアプリとかってあるんじゃ?
筆者はソフトバンクのiPhoneだったので、それに限って言うと(前回も書いたが)、違約金は契約期間が終わっていれば問題ない。SIMは回収されなかったし、iPhone自体は3Gや通話ができなくなるだけで問題なく稼働する。いわばiPod touch状態だ。家にWi-Fiがあればネットも繋がるし、アプリもほとんどいつも通り使える。地図のGPS機能も効いてる。
さらに驚いたのは「LINE」が使えることだった。これには注意してほしい。ケータイレス生活を目指すにはこれはおそるべき障害だ。頻繁に使う人はアプリを削除しよう。(注:現在、アップデートによりLINEは使えなくなったようだ)
・ケータイがないと日常生活や仕事に支障が出るのでは?
結論から言おう「出る」。
いきなり友達からのさそいがあったのに無念のすれちがい。久しぶりにマッサージ屋にいくと店が移転。公衆電話を探すために彷徨い、かけたらかけたで「今どき公衆電話からなんて怪しすぎて無視しようかと思った」と言われる始末。全方位から「連絡がめんどくせえよ!」と非難囂々だ。
しかしケータイをすててしまえば、そもそも重要な連絡があったかなかったかなどわからなくなるのだから問題ない。「ないものは仕方ない」と、いろいろなことに諦めがつくようになる。
・ケータイがないと友達が減るのでは?
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