松井博
寿命1000年ってマジか?
世界の平均寿命はこの数十年でぐんぐん伸びていきました。超長寿社会はもう目前、人間の寿命は1000年になると主張する学者もいるほどです。そんなに長い生を生きることになったとき、僕らの生活はどのように変化しているのでしょうか。1000年保つ住居はあるのか? まさか一家に一軒ずつ法隆寺? そのほかにも、悩ましい問題がたくさんありそうです。
僕たちは長寿社会を生きています。日本の平均寿命は現在、女性が86.41歳、男性が79.94歳で世界トップです。64年前の1950年には男性の平均寿命はわずか58歳だったのです。そう思うと本当に隔世の感があります。
この60年の間に公衆衛生とかワクチンとか色々と発達したお陰で、寿命がドンドン伸びていったのです。特に効果が大きかったのは抗生物質です。抗生物質が発見される1942年以前、人々は、今ではちょっと想像もつかないほど簡単に死んでしまったのです。
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この連載について
松井博
現在、IT革命によって世の中の仕組みが急速に変わりつつあります。産業、政治、就労、コミュニケーション…… 影響を受けない分野はありません。未来はどうなっていくのか、こうした時代が私たちにどんな選択を迫ってくるのか、元アップル管理職の松...もっと読む
著者プロフィール
作家・経営者。2009年まで米国アップル本社勤務。著書に『僕がアップルで学んだこと』、『企業が「帝国化」する アップル、マクドナルド、エクソン~新しい統治者たちの素顔 』、『10年後の仕事のカタチ10のヒント シリコンバレーと、アジア新興国から考える、僕達の仕事のゆくえ』などがある。現在はクパティーノで保育園事業も手がける。
Twitter: @Matsuhiro
ブログ: まつひろのガレージライフ
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