前編】世界の見方を変えたいあなたへ

発売からわずか2ヶ月で30万部を超えるベストセラーとなった、堀江貴文さんの『ゼロ』(ダイヤモンド社)。しかし、もっと多くの人たちに直接「一歩を踏み出す勇気」を伝えたい。そんな強い想いから実現したのが、全国5都市で行われる無料講演ツアー。今回は先日行われた東京講演での様子をお届け。堀江さんがネットバブルさなかのインドネシアを訪れたエピソードから、感度の高い情報収集の方法まで、あなたの気持ちを前に進めてくれるお話が満載です。

前向きに生きる人が多いと、国全体が元気になる

 本講演は、クラウドファンディングサイトCAMPFIREで資金を募って実現した、『ゼロ』全国無料講演ツアーの第1弾です。たくさんの方に支援していただき、目標金額をはるかに上回る支援金が集まりました。本当にありがとうございます。これから、この東京を含めて全国7都市をまわります。毎回内容を変えていこうと思いますので、ぜひほかの都市にも遊びに来ていただければうれしいです。

 さて、この講演では僕が最近体験したことをもとに、いろいろなお話をしていこうと思っています。まずは先日、インドネシアの首都、ジャカルタに行った話から。インドネシアは全体で2億4千万人以上の人口があって、世界第4位。意外と多いんですよ。この国に、いま世界中から熱視線が送られています。それは、スマートフォンの普及がすごい勢いで進み、ユーザー向けのインターネットビジネスが次々と生まれ、日本の1990年代を彷彿とさせるネットバブルが起きつつあるからです。僕もそんなインドネシアの活況をこの目で見たいと思い、ふらっと行ってきました。

 実は、昨年の11月9日の刑期満了を迎えるまで、僕は自由に海外に行けなかったんです。でもその制限もなくなったので、どこでも自由に行くことができるようになりました。これからはフットワークを軽くして、いろいろな国を見てきたいと思っています。

 インドネシアは、平均年齢が若く、活気がありました。前向きに生きている人たちが多いと、いかに国全体が楽しい雰囲気になるのか、ということを実感しました。雰囲気ってすごく大事なんですよね。

 よく「バブルは悪だ」という人がいますが、僕はバブルってすごくいいことだと思っています。バブルの間は、みんなが高揚して楽しい雰囲気になるからです。近年、バブルがはじけてから、再びバブルが起こるまでの期間が短くなりつつあると感じています。日本では、1991年に土地バブルが崩壊し、その次にネットバブルが1990年代末にきました。当時は10年ほどかかって、再びバブルがきたということです。そして、それが2000年にはじけ、2003年の暮れ、またバブルっぽく好況になった。僕は「第2次ネットバブル」と呼んでいますが、ライブドアの株価が上がり始めたのがこのころです。その後、2008年にリーマン・ショックが起き景気が悪くなったわけですが、今また良くなりつつある。

 つまり2008年にバブルが崩壊してから、6年で次のバブルがきているんです。もしかしたら、今の好況は今年ではなく、去年、一昨年くらいからもう始まっていたかもしれない。とすると4、5年でバブルがきたことになる。この周期がどんどん短くなっていくと、バブルがはじけたらすぐ景気がよくなって……と、バブルとバブルじゃないときの境目がわからなくなっていくのだと思います。そうなったら、みんなバブルの崩壊を恐れなくてすむし、高揚した状態が続くようになる。そこから、もっと前向きに生きようとか、新しいことを始めてみようという気持ちが生まれてくると思います。

ふれるメディアを変えるだけで、見える世界が違ってくる

 新聞などの従来メディアには、気分が落ち込むようなニュースがたくさん載っています。僕は普段新聞を読まないのですが、先日泊まったホテルに新聞が置いてあったので、パラパラめくると、驚くほど暗い話題ばかりでした。そのなかのひとつが、老人用のケアセンターの環境がひどいというもの。新聞は、そういった話題を社会問題として取り上げることで解決に近づくと思っているのかもしれません。でも、それは副作用として読者に不必要な不安を与えていると思います。そのせいで、将来に備えて貯金するとか、起業したくても我慢して勤め続けるとか、離婚したくても夫婦生活を続けるとか、行動を抑制する人が出てくる。

 どういうメディアにふれているかによって、世界の見方は変わります。テレビのワイドショーなんかを見ていると、食品偽装がとんでもない犯罪のように見える。でも、けっきょくは「パナメイエビ」を「芝エビ」と呼んでいたとか、それくらいのことでしょう(笑)。僕は最近、スマートフォンのアプリでしかニュースを見ません。「LINE NEWS」や、自分に合ったニュースを届けてくれる「Gunosy」、複数のメディアの記事をキュレーションしてくれる「Antenna」など。そうすると、暗い話題なんてほとんど出てこないですよ。LINE NEWSはカテゴリごとに分かれています。新聞だと、政治面、経済面、社会面、文化面などにあたるものですね。それが、ポップ、エンタメ、おもしろネタ、ファッション、カルチャー、おでかけ、グルメ……これじゃあ、暗くなりようがないですよね(笑)。もちろんそのなかには普通のニュースも入っているのですが、毎朝見るニュースメディアを変えるだけでも、だいぶ心持ちが軽くなると思います。

 雑誌の取材などで、皆さんの悩みを聞くと、だいたい将来に対して不安を持っていらっしゃるんですよね。将来が不安なのは、不安要素があるかどうかじゃなくて、マインドの問題です。僕は基本的に、未来のことは考えないほうがいいと思っています。自分が年寄りになった姿を想像するのも嫌です。ずっと若々しいままでいられるなら、それに越したことはない。僕は今日、病院で「シミ取り」をしてきました。これは、今度オープンする「HORIEMON.COM」というサイトの企画でやったんですが、いやあ、とてもよかったですね(笑)。白髪やシワには渋い魅力がありますが、シミってただ歳をとって見えるだけなんですよ。消して本当によかったです。

 シミは人によっては大きな問題ではないかもしれませんが、歳をとることにまつわる話はネガティブで深刻にとらえられがちなものが多いですよね。介護が必要になったらどうするのか。病気になったらどうするのか。医療費は払えるのか。年金はもらえるのか。そういったことを、マスコミは今すぐ向き合わなければいけない問題として取り上げますが、僕は、問題にぶち当たったそのときに考えればいいと思うんです

 刑務所に入る前、よく「刑務所に入ったらどうするんですか」と聞かれました。僕は「あと2ヶ月あるので、別に考えてません」と答えていました。入る前に刑務所内のことを考えてどうするんでしょうか。入るまで何も考えないほうが、よっぽど楽しく暮らせますよ。

 だから僕は、死ぬことについても考えないことにしました。ものすごく忙しく働いて、死ぬことについて考える余地をつくらないようにしたんです。死はいつか訪れる。それまでは、その心配をしても仕方がない。それは逃げだと言う人もいます。でも、いいじゃないですか、逃げたって。誰にも迷惑はかけていません。


「ゼロ」無料講演ツアーとは ?

発売2ヶ月で30万部を突破し、現在大ベストセラーとなっている『ゼロ』(ダイヤモンド社)。そこに込められた想いを、堀江さんが全国のみなさんに直接伝えるために、全国無料講演ツアーを企画しました。

クラウドファンディング「CAMPFIRE」でそのための資金を募り(おかげさまで522万円ご支援いただきました)、1月19日の東京を皮切りに、大阪・札幌・仙台・福岡などの都市で1000人規模の会場を借りて、講演会を実施しております!現在東京講演、仙台講演を終えました。今後の予定、申し込みは以下の通りです。

●公演スケジュール・申し込み

札幌公演
2014年2月9日(日)
札幌教育文化会館・大ホール
http://www.kyobun.org/etc/access.html
開場:17時30分 開演:18時00分
→ 申し込みフォームURL
http://bit.ly/1dAaFsL

大阪公演
2014年2月16日(日)
マイドームおおさか・3FホールE
http://www.mydome.jp/access/
開場:18時30分 開演:19時00分
→ 申し込みフォームURL 
http://bit.ly/1dAb8uW

福岡公演
2014年3月14日(金)
アクロス福岡・イベントホール
http://www.acros.or.jp/access/
開場:18時30分 開演:19時00分
→ 申し込みフォームURL
http://bit.ly/1aurdhe

広島・松山での追加無料講演も予定してます。詳細は決まり次第Twitterアカウント@zero_campfireでご報告いたします!!!

※本講演企画は、昨年11月から12月にかけてCAMPFIREで行なったクラウドファンディングで、たくさんの方にご支援いただいた結果実現することができました。改めて本当にありがとうございました。
〈CAMPFIRE詳細ページ〉
堀江貴文が『ゼロ』に込めた想いをみなさんに直接伝えたい—全国5都市無料講演ツアー
http://camp-fire.jp/projects/view/859


全国で大ヒット中! すべてを失いながらも堀江さんが前を向き続けることのできる理由とは。読めばあなたも「ゼロ」から踏み出したくなる一冊です。


ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく

この連載について

いま、一歩を踏み出す勇気を—堀江貴文『ゼロ』講演レポート

『ゼロ』プロジェクト

発売からわずか2ヶ月で30万部を超えるペストセラーとなった、堀江貴文さんの『ゼロ』(ダイヤモンド社)。しかし、もっと多くの人たちに直接「一歩を踏み出す勇気」を伝え、笑顔をわかちあいたい。そんな強い想いから実現したのが、全国5都市で行わ...もっと読む

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コメント

Carchs13  今まで見た文章の中で、一番引き込まれるような感覚がする。前向きは人生を楽しむために必要な第一歩でござるよ。 約1年前 replyretweetfavorite

ogawataisho 日曜は札幌でホリエモンの無料講演☆彡東京講演のバブル経済のお話超面白かった♪ 約3年前 replyretweetfavorite

zero_campfire 【2/9は堀江貴文「ゼロ」札幌無料講演!】cakesで東京講演の様子が記事になっています! http://t.co/fHcaFfMsWRきっかけをつかみ、未来に希望を感じ、そして働く。札幌講演詳細はこちら→ http://t.co/iTuFKUDijC @takapon_jp 約3年前 replyretweetfavorite

yaiask 堀江さんがいま全国講演ツアーをしています。第1回、目黒での講演を文章化しました→もっと多くの人たちに直接「一歩を踏み出す勇気」を! 約3年前 replyretweetfavorite