家業を継がなかったからこそ今がある!
そんな有名人に聞きました!
【作家・阿部和重さん/『シンセミア』に登場するパン屋は実家がモデル!】
まずは、作家の阿部和重さん。実家は、地元・山形県東根市でパン屋を経営しています。
「子どもの頃、製パン工場でパンの製造過程を眺めているのが好きでした。子どもの目にはとても重厚に映るいくつかの機械が、柔らかなパンを製品化してゆく様に心が弾みました」と語ります。また、実家がパン屋であることが、現在の執筆活動につながっていると強く感じる、とも。
「代表作の1つである『シンセミア』は、このことなしには絶対に書き得ない作品でした」 。
そう、同作に登場する「パンの田宮」は実家がモデルです。実際はどんなお店なんですか?
「学校給食用、またはレストランなどの業務用食材の製造と配達販売をとする、製パン業者です。店舗営業も長年続けていますが、店頭での販売機会は年々減少傾向にあるのではないかと思います」
『シンセミア』以降は、店を訪れるファンが多いとか。
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。