●特別企画
博多大吉「疑心暗鬼」
第一回 プロローグ 〜1990年、福岡〜
「どうして芸人になろうと思ったんですか?」一番多く投げかけられたこの質問に、いつも心の中で聞き返す。「どうしてみんな、芸人になろうと思わなかったんですか?」——時はバブルまっただ中。福岡の片隅で、時代の高揚感に背中を押された少年が抱いた、芸能界への夢の行方は? 待望の新連載、博多大吉的『成りあがり』、ついにスタート!
●連載
川上慎市郎「R30::リローデッド」
【第35回】ハフポスト日本版の成功に見る、「キメラ」としてのウェブメディア
2014年1月、ウェブをにぎわせたある話題。それは、日本版ハフィントンポストの編集主幹に、「報道ステーションSUNDAY」のメーンキャスターとして活躍する長野智子さんが就任したというニュースでした。これを、「ネットを知らない人間を引っ張ってきた」などと評し、ハフィントンポストの失策とみる向きもありますが……はたして川上慎市郎さんの読みはいかに? ハフィントンポストの、メディアを意識させずにあらゆる経路からのアクセスを狙う、「キメラ」的戦略を読み解きます。
川上量生「川上量生の胸のうち」
【第2回】学歴間の争いが、表面化したように見えた。
ドワンゴ・川上量生会長が、ケイクスでしかできない話をするこの連載。第2回は、エンジニアが創業以来初めて、大量に辞めてしまった時期の話をうかがいます。退職を報告するブログが次々とアップされ、インターネット上で話題となっていたこの時、ドワンゴ内では何が起きていたのか。優秀なエンジニアを採用しマネジメントする方法について、川上会長の考えを掘り下げていきます。
新城カズマ「15×24(イチゴーニイヨン)link one せめて明日まで、と彼女は言った」
パート4.キャッチャー・イン・ザ・ステーション 在所惟信[11:45]、笹浦耕[11:58−]
自殺予告メールがきても、あたしは何もしなかった。薄情な人間だから? それがいちばん当たっているような気がする——とある大晦日、12月31日。高校2年生、徳永準の自殺予告メールがネットに流出しました。友人である笹浦耕は東京のどこかにいる彼を止めようと捜索隊を結成します。そこから始まる15人の24時間の物語。読みはじめたら止まれない、ライトノベル史上〈もっとも長い一日〉を味わってみてください。
青山裕企 / 美少女図鑑「彼女写真 in 仙台」
仙台編【第29回】あったかいもの飲む?
イルミネーションの一画を抜けると辺りはすっかり真っ暗で、さすがにそろそろお別れの時間。名残惜しい気持ちを抱えながら歩きます。すると、自販機に近寄った彼女から、「ちょっと一息つかない?」との提案が。どうやら同じ気持ちだったようです。
ジョン・ヒロボルタ「雑誌で自分の携帯番号【090-6143-2407】を公開したら」
読者どん引き! 電話がかかってこなくなりました【第12回】
第3回ボルタ展にしかけられた無謀なる企みは、ブロス読者をも引かせることになりました。クレームを寄せるわけでもなく、ひたすらおし黙る世間にジョンさんの魂が吠えます—— ごく普通の会社員であるジョン・ヒロボルタさんが血迷って携帯番号を誌面に載せたところから始まる、アメイジング・ドキュメンタリー! 『TVBros.』で連載中の超異色連載が、水・土更新で一挙再掲載です。
●ショートショートケイクス
みなさまこんにちは。
今日のショートショートケイクスはアルバイト加藤が担当いたします。
最近、僕を含めインターンやアルバイトの方々が就活等で忙しく、登場頻度が減っていたので、さみしく感じていた方もいらっしゃるのではと思います。
「あの子達は元気でやっているのかな」「もしかしてみんな解雇されたのかな」なんて心配をしていらっしゃる方もいるのではないでしょうか?
ご安心を。
私たちは今日も元気に生きています。
この寒空の下、リクルートスーツを着て説明会に行ったり、面接で失敗して落ち込んだり、ケイクスの入稿作業でキーボードを叩いたり。
もちろん、いつも元気なわけではありません。
悲しい時も辛い時も病める時もあります。
しかし、そういった感情の起伏があってこその人生でしょう。ならば、私たちは大いに人生を生きているのだと言えましょう。
どんな経験も、どんな感情も、無駄ではありません。
その一瞬一瞬を楽しみたい、と思いながら、いろいろなことを乗り切っています。
そして、その一瞬一瞬を楽しむために、私が使っているのは、カメラです。
カメラで写真を撮影すると、単なる風景ではなく、自分の感情をのせてその一瞬を切り取ることができます。夕暮れが青く見えたり、月が緑に見えたり、そう見えたように撮れるんです。
技術的なことはあまり分からない私ですが、充分楽しんでパシャパシャし、就活の大きな息抜きになっています。
しかし、ケイクスで連載している、喜多村みかさんと渡邊有紀さんの「TWO SIGHTS PAST」や青山裕企さんの「彼女写真」のような、プロの作品を見ていると、やっぱり技術も大切なんだなと思うことも。
「TWO SIGHTS PAST」は喜多村さんと渡邊さんの感性が十二分に発揮された作品です。しかしその感性は、今まで培ってきたテクニックを最大限に発揮されているからこそ生きているのだと感じられます。
「彼女写真」も、女の子たちはたしかにみんな可愛いのですが、それだけではなく、その時々の表情が綺麗に切り取られているからこそ、彼女たちの可愛さが映えているのだなあと感じます。それは青山さん独自の視点と、技術的な部分が合わさったからこそ表現できることだと思いました。
そんなふうにプロの方々の写真を見ていると、もっと技術的なことも覚えたら楽しいんだろうなという気持ちがふつふつと強まります。
そんな私の思いを知ってか、ちょうど2月から、青山裕企さんのワークショップ「写真家青山裕企さんによる一眼レフで女の子を撮る写真講座!」が始まります。
「写真家青山裕企さんによる一眼レフで女の子を撮る写真講座!」
"女の子を一眼レフで撮りたい…でも、恥ずかしい。
大きなカメラを向けると、笑顔が消えてしまう。
キレイに撮るために、どのようにテクニックを駆使するか。
毎回モデルさんを迎えての実践を中心に、初心者でも安心のカメラ講座です。"
最近、人を撮ることが増えてきて、もっと女の子を綺麗に撮れたらいいな(モテるだろうな)、いい(モテる)カメラマンになりたいな、なんて考えているので、このワークショップへの参加を検討しています。
そうそう、女の子を撮るのが絶望的に下手くそな、ケイクスの編集者兼カメラマンである編集Dも参加するらしいですよ。
もっと写真上手くなりたい! モデルさん撮ってみたい! ケイクスの変集者にあってみたい! という方、ぜひぜひ参加してみてください。