第4回 貸借対照表を分析する(1)

貸借対照表は、決算日の時点で財産と借金がどのくらいあるかを示した表です。
分析における最初のポイントは「総資本回転率」です。さっそく解説していきましょう。

PHPビジネス新書ビジュアル『「60分」図解トレーニング 経営分析』から一部抜粋して掲載します。

◆貸借対照表の右側は調達、左側は運用

 貸借対照表は、決算日現在の財産と借金の一覧表ですが、通常は勘定式といって右(借方)と左(貸方)に分けて表示されています(勘定式といいます)。右側には負債と純資産、左側には資産が書かれていますが、ここで重要なことは右と左でバランスがとれていることです

 純資産の定義を「純資産=資産-負債」と考えれば、バランスするのは当たり前ですが、純資産の基本的構成が資本金と利益剰余金だとするならば、これはどうして左右一致するのでしょうか。

 じつは、貸借対照表の右側の負債と純資産は、お金をどう調達してきたかを示しています。銀行からの借入金なのか、株主が拠出したものなのか、といったことです。

 一方の左側(資産)は、調達された資金をどう運用しているかを表示しています。現金や預金としていくら保有しているのか、商品、建物や土地にいくら運用しているのかを示しているのです。

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図解トレーニング「経営分析」

石島洋一

経営分析の方法をすぐに知って、会社の収益性や安全性を把握してみたい……。 そんな願いを叶えるのが、PHPビジネス新書ビジュアル『「60分」図解トレーニング 経営分析』です。 スキマ時間で学べるようポイントを絞りに絞り、「こんなに簡単な...もっと読む

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