ジョン・ヒロボルタ
魂の叫びにすずきゅう、号泣【第13回】
第3回ボルタ展で起こった『リアル・スペースウンコ』事件でドン引きした読者たちに叫んだジョンさん。その声は果たして一人の高校生の胸にとどいたのでしょうか――
ごく普通の会社員であるジョン・ヒロボルタさんが血迷って携帯番号を誌面に載せたところから始まる、アメイジング・ドキュメンタリー!
〜前回までのあらすじ〜
群馬の高校生(美術部員)が電話をかけてきてくれたことをキッカケに、自称・美術教師の道を歩むこととなったジョン・ヒロボルタ。部員のたろおみボルタ、すずきゅうボルタ、とっしーボルタの3人に共同作品『リアル・スペースウンコ』を描かせる。展示会においてすずきゅうボルタ(座右の銘:群馬で一番キチったやつになる)は、「絵の具を飲んで、自分のウンコで描いたんす」とうそぶいていたが、実は、事前に渡されたその絵の具は、ヒロボルタのリアルウンコで作られたものであった。その模様は「ウンコ絵の具の作り方」としてブロス誌面に掲載され、大きな反響を呼ぶかと思いきや一転、今まで常に読者からかかってきていた電話がピタリとかかってこなくなる。読者どん引きの事態にヒロボルタは誌面で叫んだ。「すずきゅうボルタは、ホントに群馬で一番キチったやつになってくれ!」——これは、30万読者に向かってキチ○イ特攻を敢行し、そして見事散華した男からのダイイングメッセージである。
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この連載について
ジョン・ヒロボルタ
泣く子も笑うサブカル雑誌『TVBros.』で連載中の超異色連載『090-6143-2407 ジョンと出会った読者たち』がついにcakes上陸。ごく普通の会社員であるジョン・ヒロボル タさんが血迷って携帯番号を誌面に載せたところから始ま...もっと読む
著者プロフィール
「TVBros.」主催、第一回iTunes大喜利選手権でスキャットマンジョンの曲のみを流して優勝。その後、「TVBros.」の特集に関わるようになり、『ちっちゃな偉人伝シリーズ』という連載(?)はネットで「編集事故」と書かれて2回で終了。
友達の木下拓海さんの代わりにTVBros.で中国旅行を書いて、それがいつのまにか続いてしまった。
趣味は映画鑑賞と海外旅行。特技はフランス語。買ってる雑誌はWIRED。
祖母の実家で忠犬ハチ公を飼っていた。
Twitter:@johnhirovolta