第1回】あらゆる税金には「グレーゾーン」がある

1月10日に角川oneテーマ21から、元国税調査官の大村大次郎氏による『税金の抜け穴』が発売されました。ベストセラーとなった『あらゆる領収書は経費で落とせる』で知られるようになった、いま話題の著者が、「あらゆる税金の正しい知識」を紹介します。
 連載に先立ち、著者の大村大次郎さんに、執筆のきっかけ、この本の読みどころをうかがいました。

税金はきちんと納めるべきだ しかし—。

 そもそも税金というのは、非常にわかりにくいものです。

 日本では多くの方が、「税金を知る」ということを諦めている感があります。 特にサラリーマンの方は、自分がどういう税金をいくらぐらい払っているのか、 把握している方は少ないのではないでしょうか?

 そういう方たちのために、少しでも税金に興味を持ってもらおう、というのが、 この本を書いた、第一のテーマです。

 「税金の抜け穴」 —若干、挑発的なタイトルですが、中身はいたって真面目に、税金の仕組みや特徴、欠陥などを述べています。 もしかしたら、このタイトルを見て、不快に思う人もいるかもしれません。 脱税を推奨しているんじゃないか—と。 もちろん筆者はそんなつもりは毛頭なく、税金はきちんと納めるべきだと思っています。 でも、それは、「きちんと税金の事を知った上での話」だと思っています。

知っているだけでも「得」できる

 日本の税金というのは、実は欠陥だらけです。

 税金というのは「課税方法」「徴収方法」がきっちり決められたものであり、そうそう抜け穴なんてあるわけはない……と思われている方も多いかもしれません。 でも、現実を見れば、ほとんどの税金には何らかの抜け穴があるのです。

 巨額の収入を得ている富裕層が、サラリーマン1年生よりも少ない税金しか払っていないケースもあります。 また日本の企業は、名目の税金は世界的に見ても高いのですが、実質的に払っている税負担は実は非常に低くなっているのです。

 それもこれも「税金の抜け穴」の仕業なのです。

 「ガラス張りで逃れようがない」と思われているサラリーマンの源泉徴収税でさえ、 抜け穴は存在するのです。 (サラリーマンの税金は、ちょっとした手続きを踏むだけで、かなり安くなるのです。  詳しくは本の中で)

 こうしたことを、知っているのと知らないのとでは、 人生や経済活動において、大きく違ってくるでしょう。

自分の力で“減税”しよう

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この連載について

税金の抜け穴 国民のほとんどが知らない納税で「得する話」「損する話」

大村大次郎

税金に“抜け穴”があるって本当? 元国税調査官が教える税金の「正しい知識」。消費税、固定資産税、自動車税、相続税……これほど得する話はない!? 身近な出来事・裏話から、税制のカラクリがわかります。

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コメント

kadokawaone21 今年の漢字は「税」に決まりました。 http://t.co/lOmnVU25qx 家計も厳しくイなる季節、大村大次郎『 4年弱前 replyretweetfavorite

circleback 「消費税の増税は、社会保障の財源に充てられる」などと言われていますが、そんなことはウソっぱちです。 消費税の創設時や、税率を3%から5%に上げるときにも 同じようなことが言われていました。 https://t.co/XwoCPO8Zwm 4年以上前 replyretweetfavorite

kadokawaone21 cakesにて新連載を開始しました!→ 1月新刊の大村大次郎『税金の抜け穴 国民のほとんどが知らない納税で「得する話」「損する話」』からご紹介しております! 4年以上前 replyretweetfavorite