週刊ダイヤモンド
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第15回】歯を守れ~1本抜くと、連鎖的に失うきっかけに(前編)
歯周病が重症化してしまった場合、判断しなくてはいけないことが、大きく二つある。保険診療で治療するか、自由診療でいくか。そして、歯を抜くか否かである。
歯周病が重症化してしまった場合、判断しなくてはいけないことが、大きく二つある。保険診療で治療するか、自由診療でいくか。そして、歯を抜くか否かである。
虫歯がなく、歯医者に通ったことがない人ほど注意が必要なのが、歯周病だ。悪化させないためには、早期の診断と治療が重要だが、初期は痛みなどの自覚症状がほとんどない。自覚症状が出たときは、重症化していることが多い。
歯周病は、口の中の細菌の働きによって炎症が起こり、歯の周囲の組織が破壊される病気だ。かつては歯槽膿漏と呼ばれた。炎症が歯肉に限られた軽度なものを歯肉炎、より症状が進行したものは歯周炎と呼ぶ。
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この連載について
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歯医者数が10万人を突破した。明らかな供給過剰であるため患者争奪は激化している。技術も知識もないまま新しい治療法に手を出したり、過度なもうけ主義に走る者も存在する。だまされずに、いい歯医者と治療法へたどり着けるよう、歯医者と業界の見え...もっと読む
著者プロフィール
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