「何となく消費」は、たちが悪い
2014年が始まって、なんだかんだともう21日。お正月気分はもう抜けたでしょうか。クリスマスから始まり、正月だ、年末年始だという口実で、なんだかんだとお金を使った人も多いことでしょう。基本“お金を使う”ということは、悪いことではないし、正常というか、人間味があるというか、人生を繰り広げるのに必要な行為なのだと思っている。
ただ“使い方が悪い”となると、少々残念。悪い使い方というのは、ぼけーっとお金を使い、何にどうお金を使ったのかよくわからない、思い出せないというような使い方だ。よく分からないうちに、「ない……」というのでは、貯めたいと思っている人には愚かな感想と言わざるを得ないでしょう。特に貯めたいと思っていなくても、お金を大切にする気が薄いといえるので、やはり褒められたことではないもの。
こういった「何となく消費」が、非常に質(たち)が悪い。これは年末年始に限ってのことではなく、日々の生活の時期であっても全く同じ。貯められない人は、基本この傾向の場合が多く、お金を何に使ったのか、よく分からないという支出が結構多くあるでしょう。こうだからと限定はできないが、これも理由の一つとなり、家計簿を付けようなどと言われている。が、真っ当に家計簿をつけようとすると、面倒くさい、やり方が分からない(手の抜き方が分からない、と言った方が正しい)、どこから手を付けていくといいのだろう?と疑問などで前に進めなくなることもよくある。空欄があったり、集計などが合わないとイライラし、神経質になって取り組むため“家計簿疲れ“となるケースだってある。
その結果、何もしない。当然、変わらないという悪いループになる。
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