創造力をどう伸ばす?(後編) IT時代の教育とは? 【第10回】

洗練されたデザインと大胆なアイデアにあふれた製品を発表し、世界的企業となったApple。その礎を築いたカリスマ、スティーブ・ジョブズにも、「マヌケなアイデア」や「どうしようもないアイデア」を提案してしまうことがあったと言います。いったい創造力とは何なのでしょうか? 今回は伸ばし方よりも、むしろ、創造力を壊さずに育てられるかを考えてみました。

2011年10月19日、故スティーブ・ジョブズ氏の社内葬が行われました。「Celebration of Life」とうたわれたこの社内葬でもっとも印象に残ったこと、それはアップルのプロダクト・デザインのトップに君臨するジョニー・アイブ氏のスピーチでした。

「スティーブはときどき聞くんだ。『ジョニー、このアイデアはOKかな?』って。」

「あるときには、それらは実にマヌケなアイデアだった。そしてあるときは、ホントにどうしようもないアイデアだった。そしてあるときは、会議室が真空になってしまったかと思うほど静まり返ってしまうくらい、大胆で、強烈で、壮大なアイデアだった」

 ここで注目すべきは「会議室が真空になったかと思うほど大胆なアイデア」のほうではありません。そうではなくて、あのスティーブでさえ「実にマヌケなアイデア」や「どうしようもないアイデア」を連発していたという事実です。

創造性って、そもそもなんなの?
 創造性ってそもそも、なんだかよくわからないシロモノなのです。なんとなく胸の中にモヤモヤと湧いてきます。そして、理由はよく分からないけど、それをどうしてもカタチにしてみたくなるのです。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes・note会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

ケイクス

この連載について

初回を読む
IT時代の未来〜それはユートピアかディストピアか?

松井博

現在、IT革命によって世の中の仕組みが急速に変わりつつあります。産業、政治、就労、コミュニケーション…… 影響を受けない分野はありません。未来はどうなっていくのか、こうした時代が私たちにどんな選択を迫ってくるのか、元アップル管理職の松...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

hidiatwi アイディアをまずは受け入れる。: 4年弱前 replyretweetfavorite

abgk とりあえずやってみたらいいよね 4年弱前 replyretweetfavorite

Matsuhiro 1年ほど前に書いた記事。ジョブズでさえ相当間抜けなことを言っていたのだ。 4年弱前 replyretweetfavorite

Singulith 「よくあるのが、周囲の人、特に大人が先回りして失敗を防いでしまうことです。  〜「こうすると失敗する」という貴重な学びのチャンスを奪ってしまいますし、なにより親や周囲に承認される/されないという評価基準を持たせてしまいます。 」  https://t.co/3SkOYKNoaI 4年以上前 replyretweetfavorite