2011年10月19日、故スティーブ・ジョブズ氏の社内葬が行われました。「Celebration of Life」とうたわれたこの社内葬でもっとも印象に残ったこと、それはアップルのプロダクト・デザインのトップに君臨するジョニー・アイブ氏のスピーチでした。
「スティーブはときどき聞くんだ。『ジョニー、このアイデアはOKかな?』って。」
「あるときには、それらは実にマヌケなアイデアだった。そしてあるときは、ホントにどうしようもないアイデアだった。そしてあるときは、会議室が真空になってしまったかと思うほど静まり返ってしまうくらい、大胆で、強烈で、壮大なアイデアだった」
ここで注目すべきは「会議室が真空になったかと思うほど大胆なアイデア」のほうではありません。そうではなくて、あのスティーブでさえ「実にマヌケなアイデア」や「どうしようもないアイデア」を連発していたという事実です。
創造性って、そもそもなんなの?
創造性ってそもそも、なんだかよくわからないシロモノなのです。なんとなく胸の中にモヤモヤと湧いてきます。そして、理由はよく分からないけど、それをどうしてもカタチにしてみたくなるのです。
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