カダフィ(リビア革命政権最高指導者)【第4回】「社会主義」の実現できる豊かな国で

悪の親玉としてイメージされがちな「独裁者」たち。この連載では、世界の独裁者たちが、若い頃にどのような知識や価値観、思想などの「教養」を得て、それをどう国家支配に反映させたのかを読み解いてゆきます。国際社会から「リビアの狂犬」と蔑まれながらもカダフィが統治を継続できた理由は、リビアの豊かさにありました。(『独裁者の教養』より)

カダフィは、政権掌握五しばらく、反植民地主義のスタープレーヤー・エジプトのナセルの衣鉢を継ぐアラブ民族主義者であろうとした。

1972年、アラブ統合の理想に燃える彼は、ナセルの後継者・サダトと協議して、エジプト・シリア・リビアの3カ国を合併した「アラブ共和国連邦」を成立させる。ナセルが生前に建国した「アラブ連合共和国」を復活させようとする試みである。

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独裁者の教養

安田峰俊

悪の親玉としてイメージされがちな「独裁者」たち。しかし、彼らは優れていたからこそ「独裁」を行えたはずです。そこで、この連載では、世界を代表する独裁者たちが、若い頃にどのような知識や価値観、思想などの「教養」を得て、それをどう国家支配に...もっと読む

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