週刊ダイヤモンド
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第12回】"インプラントと名のつく資格" に騙されない ~後編
インプラントと名のつく資格が乱立している。取得難易度や審査内容は実にさまざま。簡単に得た資格をもっともらしくアピールする歯医者もいるので、安易に信用しないほうがいい。
歯医者がアピールする資格を、うのみにしないほうがいい。比較的信頼できるとすれば、一般に認知されている学会が専門医、指導医などに対して発行する認定証だ。と前回(【第11回】"インプラントと名のつく資格" に騙されない ~前編)で述べた。
ただし、学会であっても基準が非常に緩いところもある。下表は日本で活動している主なインプラント関連の学会における最も簡易な認定を取得する条件を比べたものだ。学会によって、取得難易度にずいぶんと差がある。呼称も「認証医」「研修医」などさまざまであるので、一般人にはわかりにくい。
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この連載について
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歯医者数が10万人を突破した。明らかな供給過剰であるため患者争奪は激化している。技術も知識もないまま新しい治療法に手を出したり、過度なもうけ主義に走る者も存在する。だまされずに、いい歯医者と治療法へたどり着けるよう、歯医者と業界の見え...もっと読む
著者プロフィール
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※ cakes版では、一部の漢字が簡略体で表記されている場合があります。内容は『週刊ダイヤモンド』本誌の編集当時のものです。