●特別企画
真山仁「〝政治の季節〟がやってきた——『コラプティオ』文庫化によせて」
政治はスリリングで、危険
2011年7月に刊行された真山仁さんの小説『コラプティオ』が、文庫化されました。震災後の日本の政治を描いたこの作品は、3・11からもうすぐ3年となる今こそよむべき一冊です。真山さんにとって本作は、思い入れの強い作品のひとつ。なぜなら、震災が起きたことによってこの小説は、真山さんの作家生命を賭けた作品となったからです。それはどのような事情からなのか、真山さんご自身が執筆当時を振り返ります。
砂田麻美「希望としての狂気の描き方——砂田麻美監督インタビュー」
第4回 映像を撮るということは危険なこと
映画『夢と狂気の王国』撮影のため、1年間ほぼ毎日のように東京・小金井のスタジオジブリに通い、実に350時間もカメラを回した映画監督・砂田麻美さん。そんな膨大な素材からどのようにこの傑作ドキュメンタリー映画を煮詰めたのか、じっくりと伺いました。実は根底にカメラを回すのが嫌だという気持ちがあるという砂田さん。最終回は、その問題意識と、次に見据える未来に迫ります。
●連載
林伸次「ワイングラスのむこう側」
バーの魔法
今年最初のワインバーbar bossaの店主・林伸次さんによるコラムです。今回はデートに使えるバーのお話。行き慣れていないと、バーってちょっとハードルが高いな、なんて思うかもしれません。そんな方のために、バーは女性に魔法をかけられる異空間だと語る林さんが、身の丈に合ったバーの選び方や立ち振る舞いを教えてくれます。バーで彼女との距離をぐっと縮めてみませんか?
バダサオリ「とりあえずビール!」
魚介のうま味たっぷり! おなかにやさしい「甘塩鱈とえびごはん」
年末年始はやっぱりたくさん食べちゃいましたか? 忘年会から始まって、お正月のおせちやお雑煮、さらにはお屠蘇にビールにワインに焼酎、という生活では、さすがに胃もお疲れ気味でしょう。今年最初のバダさんのレシピは、お腹にやさしいけどちゃんと元気も出る、雑炊のようなおじやのような、魚介類のだしをきかせたお米料理。順調な新年のスタートを切るためにも、ぜひお試しください!
新城カズマ「15×24(イチゴーニイヨン)link one せめて明日まで、と彼女は言った」
パート3.せめて明日まで、と彼女は言った 伊隅賢治[09:44]、渡部亜希穂 [09:49]
この世から去るのに『完璧な場所』で『最良の方法』を確かめなきゃいけないのに、ぼくのケータイはあの女のところ——とある大晦日、12月31日。高校2年生、徳永準の自殺予告メールがネットに流出しました。友人である笹浦耕は東京のどこかにいる彼を止めようと捜索隊を結成します。そこから始まる15人の24時間の物語。『おすすめ文庫王国2009』でライトノベル部門の堂々1位を獲得した『15×24(イチゴーニイヨン)』シリーズを2巻まで連日更新。読みはじめたら止まれない、ライトノベル史上〈もっとも長い一日〉を味わってみてください。(イラスト:箸井地図)
黒田勇樹「黒田勇樹動画批評」
【第63回】干支にちなんだ初笑いで、縁起をよくしたいみなさまへ
2014年の目標は「安定した収入と生活」だと語るハイパーメディアフリーターの黒田勇樹さん。ということで、今年の1本目も、縁起の良い干支にちなんだ動物動画が登場します。それにしても、競争馬のネーミングっておもしろいんですね……。
東田直樹「跳びはねる思考——21歳の自閉症作家が見た世界」
現在が「過去の体験」に負けるとき
重度の自閉症を抱えながらも、社会を鋭く見つめている作家・東田直樹さんの連載です。 一般的に、私たちは恐ろしいことに遭遇したとき、その瞬間にもっとも驚き、恐怖を感じます。しかし大抵の場合、それは時間の経過とともに、「過去の体験」として薄れていきます。 一方、東田さんのような自閉症者のなかには、それとは別の感覚や反応があるようです。彼らが突然、パニックに陥るとき、何が起きているのでしょうか。
フェルディナント・ヤマグチ「フェル先生のさわやか人生相談」
【第62回】浮気をされたのに責められた
恋愛投資家フェルディナント・ヤマグチ先生のもとには、今年も、新年早々さわやかでない相談の数々が集まっています。浮気をした彼女に大胆に開き直られてしまった男性から、愛の営みを娘に見られたご夫婦などなど。そして、フェル先生が2014年新しく挑戦したいことは? これを読めば、あなたも前向きな気持ちで一年を始めたくなること間違いなしですよ。
結城浩「数学ガールの秘密ノート」
第61回 レイジースーザンを責めないで(前編)
結城浩さんの「数学ガール」シリーズ連載。今回はいつもの図書館ではなく、屋上でテトラちゃんと数学のお話。テトラちゃんが投げかけてきたのは、「考える」とはなにか、という根本的な問題。「5つの席がある円卓の着席方法は何通りか?」の解き方を元にテトラちゃんの問を考えていきます。
青山裕企 / 美少女図鑑「彼女写真 in 仙台」
仙台編【第8回】おみくじの結果は?
神社でお参りした後は、おみくじを引きます。「どうだった?」と尋ねると、彼女は満面の笑顔で「大吉っ!」と答えてくれました。しっかりおみくじを結んだ後は、ろうそくが立ち並ぶほうへ。一転、大人っぽい表情に変わった彼女といっしょにお参り。今日はもっといろんな表情を見れるといいな。
佐藤和歌子「晩酌歳時記」
第四十六回・七種粥
新年最初の「晩酌歳時記」は、年末から食べ倒した佐藤和歌子さんの胃をいたわる「七種粥(ななくさがゆ)」です。「おせち料理とは結局、酒のつまみなのだ」と言い切るほど飲みに飲んでしまった佐藤さんが食べるのは、いったいどんなものでしょうか。
●ショートショートケイクス
こんにちは。新年あけまして初出勤なインターン金田です。
本日のcakes編集部は、お腹の不調によりお休みの方エンジニアの方が続出のもようです。
こそこそと聞き耳を立てているところ、
cakesをお読みのみなさまも、手洗いうがいをしっかり行ってくださいね。
さて、365日のうち300食はラーメンを食す私ですが、2014年の目標はラーメン店新規開拓200件を目指すこと。
説明会に行くときも事前に必ずその街のラーメン情報を下調べし、説明会帰りにいそいそと立ち寄っております。
そこで今回は、女の子が入りやすい、かつ美味しいお店を2つ、ピックアップしてみました。
男性の方は、
①新小岩「麺屋 一燈」
JR新小岩駅から徒歩5分の場所にある、下町の有名店。
チャーシューは鳥と赤身肉の2種類が入っており、魚介の深みがありつつも、女性も食べやすいさらっとしたスープ。
髪の長い女性を気遣うヘアゴムも用意されています。
しかも、食後には女性限定でアイスクリームのサービスが!
「一口ちょーだい」とお願いするのもいいですね。
1時間近く並ぶこともあるので、
②原宿「AFURI」
ここも言わずと知れた有名店ですね。
店内BGMにジャズが流れていて、おしゃれなカウンター席もある。店員さんも女子率高めです。
さっぱりとした「ゆず塩麺」がおいしいです。
口の中に広がるゆずを感じる、あの瞬間の幸福感ってなんなのでしょう。
香ばしくもやわらかいチャーシューも美味しいです。
深夜3時までやっているお店で、私は行ったことがないのですが、恵比寿店があるようです。
恵比寿店でAFRIのラーメンを食べてから六本木でレイトショー
私はこれをやりたいです。
さて、私おすすめのラーメン屋さんをご紹介してきましたが、男性にはひとつ注意していただきたいのが、ラーメンでの食事を快く思わない女子はわりと多いという点。
実際、初めてのデートでラーメンに連れて行かれて、がっかりしたという女の子を何人も見てきました。
今のはちょっと盛りました。
たしかにラーメン店での食事は、あまり長い間くつろげません。
よほど慣れた相手でない限り、ランチやディナーで女の子をラーメンに誘うのは避けた方がよさそうです。
そこで私がオススメしたいのが、深夜のラーメンデート。
飲んだあとの〆の一杯……というのもいいですが、ここは、「深夜にいきなり、ラーメンを食べるためだけに女の子を呼び出す」というのがミソです。
なぜなら、
①突然のお誘いに女子は喜びます。
今から東京ディズニーランド行こうよ、
②深夜の高カロリーな食事にドキドキ
ていうか、深夜に、
罪の意識に女性はドキドキです。吊り橋効果も狙えます。
家でくつろぐ女の子にいきなり電話で、「おいしいお店知ってるからさ、今からラーメン食べにいこうよ!」と誘ってあげてください。少なくとも私は喜びます。
車で女の子のお家まで迎えにいってあげたらより良いと思います。
ラーメンwalkerを二人で買って、全店制覇しよう!なんて目標をたてて巡るのも楽しそうです。
以上、インターン金田が送るショートショートケイクス(妄想ラーメン)でした!