オサリバン・愛[13:00−14:00]
うひゃあああ、遅刻はしなかったけど、アタシまたやっちゃったよおお!
なんでアタシったらこんなんばっかなんだろ。助けて浅草観音さま! というわけで、その一部始終はネットTVの放送中だったんで、雰囲気を再現しつつ、三、二、はいキュー。
真琴:はーい始まりましたあ〈アイドリング・どっとこむ〉、本日は朝まで大晦日
スペシャル! もー体力もちません! MCはおなじみワタクシ《
ウ
明里:アシスタントは《
なんでっ!?
真琴:(ハリセンをしまいながら)いいのよ、大晦日なんだから。可愛い子には旅
をさせろっていうじゃない。
明里:いやあのそれって説明になってないんですけど全然。
真琴:そんなこんなで始まりました、本日のゲストは──グラビア・アイドル界の
ネクスト・ジェネレーション、泣く子も黙る江戸っ子ハーフ、ただいま売り
出し中、赤丸人気急上昇中の!
愛 :(低音で)──
真琴:ちがうでしょ!(ピコピコハンマー×1)
明里:てゆうかそれ、昭和時代のネタやないですか。
愛 :にゃははは。
真琴:その無差別な可愛さが許せぬ!(ピ×3)
愛 :いでででで。
真琴:ん?
愛 :いやちょっと足くじいちゃったみたいで。
(中略)
真琴:んではここで突発企画う、愛ちゃんのケータイを見ちゃおうのコーナー!
(クラッカー×2、ホーン×1)
愛 :酔ってますか真琴サン、もしかして。
真琴:これが酔わずにいられますかっての。大晦日まで仕事三昧ですよ、あたしゃ。
いいからお見せっ、おまえの本性をっ!
愛 :(わざとらしく)あ~れ~。
真琴:じゃーん、全世界のみなさま、これがオサリバン・愛ちゃんのケータイだっ!
しかも開く!
愛 :ふつう開きますって!
真琴:しかもメール記録もある!
明里:いいんですかマネージャーさん。
マネ:いいんです。
明里:(苦笑)ひっどい事務所だなあ。
愛 :ってなんで暗証番号知ってんの真琴サン!? ちょちょちょっとちょっと!
真琴:へっへっへっへ、口では嫌と言うておっても、機械の体はそうは言うておらぬぞ、
ほーれほれほれこのとおり。大股開き、ぴらっとな。
明里:悪代官ですか!……あれ、なんですかこのメール。『自殺予告』?