勉強というと、授業を聴いたり、ノートを取ったり、何かを暗記をしたりと、ひたすらインプット作業することををイメージする人が多いのではないでしょうか? 私も長らくそんなふうに考えてきました。そして現実の学校のシステムも、ほぼそのように設計されています。例えば、自分の中高時代を振り返っても、こんな感じです。
英語・・・単語、熟語を暗記。和訳/英訳の反復練習。
数学・・・公式を暗記。与えられた演習問題をたくさんこなす。
国語・・・漢字を暗記。教科書を読む。普通の物語を沢山読む。
理科・・・丸暗記。
社会・・・丸暗記。
勉強のある部分を暗記や反復練習といったインプット作業に費やさなければならないのは当たり前の話です。しかし、学習とはそもそも、インプット作業を繰り返して記憶することなのでしょうか?
学習に欠かせないアウトプット
ここでちょっと私自身の例を振り返ってみましょう。英語、プログラミング、水泳、合気道、ヨット、マネージメント、幼児教育、最近は作家業と随分色々なことに手を出してきましたが、そこそこカタチになったものは、すべて学習の一環として大量の「アウトプット」を伴ったものばかりです。学校の勉強「だけ」だったものは、ほぼ全滅と言っていいような有様なのです。
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