ITを生かした学び」とは? IT時代の教育とは? 【第8回】

学びにITを生かすこと。それはITを生かしたフィードバック・ループを形成するということです。フィードバック・ループが欠けた学びは、そもそも学びとは呼べないかもしれません。

 勉強というと、授業を聴いたり、ノートを取ったり、何かを暗記をしたりと、ひたすらインプット作業することををイメージする人が多いのではないでしょうか? 私も長らくそんなふうに考えてきました。そして現実の学校のシステムも、ほぼそのように設計されています。例えば、自分の中高時代を振り返っても、こんな感じです。

英語・・・単語、熟語を暗記。和訳/英訳の反復練習。
数学・・・公式を暗記。与えられた演習問題をたくさんこなす。
国語・・・漢字を暗記。教科書を読む。普通の物語を沢山読む。
理科・・・丸暗記。
社会・・・丸暗記。

 勉強のある部分を暗記や反復練習といったインプット作業に費やさなければならないのは当たり前の話です。しかし、学習とはそもそも、インプット作業を繰り返して記憶することなのでしょうか?

学習に欠かせないアウトプット
 ここでちょっと私自身の例を振り返ってみましょう。英語、プログラミング、水泳、合気道、ヨット、マネージメント、幼児教育、最近は作家業と随分色々なことに手を出してきましたが、そこそこカタチになったものは、すべて学習の一環として大量の「アウトプット」を伴ったものばかりです。学校の勉強「だけ」だったものは、ほぼ全滅と言っていいような有様なのです。

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IT時代の未来〜それはユートピアかディストピアか?

松井博

現在、IT革命によって世の中の仕組みが急速に変わりつつあります。産業、政治、就労、コミュニケーション…… 影響を受けない分野はありません。未来はどうなっていくのか、こうした時代が私たちにどんな選択を迫ってくるのか、元アップル管理職の松...もっと読む

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Singulith 「「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」ならぬ、「晒すは一時の恥、晒さぬは一生の損失」なのです。自らのアウトプットを晒して、世の中の評価を問うこと。今後それは学びの一般的にスタイルとなっていく」  https://t.co/FCMh195cHT 4年以上前 replyretweetfavorite

Singulith 「小学校から高校卒業までの間に、沢山のアウトプットを要求された教科はほとんどありません。年に数回の国語の作文に、年に1回ぐらいの英作文。あとはテストばかりでした。」 https://t.co/FCMh195cHT 4年以上前 replyretweetfavorite

Singulith 「随分色々なことに手を出してきましたが、そこそこカタチになったものは、すべて学習の一環として大量の「アウトプット」を伴ったものばかりです。学校の勉強「だけ」だったものは、ほぼ全滅」 https://t.co/FCMh195cHT 4年以上前 replyretweetfavorite

ko_kishi "「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」ならぬ、「晒すは一時の恥、晒さぬは一生の損失」なのです。自らのアウトプットを晒して、世の中の評価を問うこと。今後それは学びの一般的にスタイルとなっていくでしょう。" 松井博|cakes http://t.co/OxOl4olfFR 5年弱前 replyretweetfavorite