第4回】グローバル化の切り札はフィリピンだ!

東大、早稲田、慶應がフィリピンの大学に負ける!? 世界中で学生の獲得競争が起こっている中、期待に答えられていない日本のエリート大学の現状に警鐘を鳴らす、新刊『大学のウソ 偏差値60以上の大学はいらない』。本連載では、新刊の一部を紹介していきます。第4回はグローバル化に対応できる英語力をどう身につけるか、実践的な解決策を提案します。


 多くの日本の普通の大学生、米国トップ大学に行けない学生のグローバル化の切り札は、フィリピンへの語学留学だと私は思います。

 国内の特徴的な良い教育をやっている大学はごくわずか。これらの大学に入る学生は限られています。ほとんどの日本の大学は、1年生に週2日90分の英語の授業(しかも質が低い)しか提供していません。しゃべれるはずがない。4技能(読む、書く、聞く、話す)も身に付きません。  しかし、フィリピンでの短期語学留学なら、どの大学の学生にもチャンスがあります。

 フィリピン語学留学の特徴は、欧米と比較しての驚くべき安さ、人件費が安いことによる1対1のマンツーマン授業です。
 マニラにある英語語学学校「EIEN POWER エイエンパワー」、校長の高王根(Go Wanggun)先生にお話を伺いました。この学校は日系ですが、高先生は韓国人です。
 「英語の先生は50人います。パートタイムの人が多いですが、フィリピンでも名門大学を出ており、学歴は高い。ほとんどの人が他校でも働いたり、コールセンターで働いたり、オンライン英会話で働いたり、家庭教師をしたりしています。フィリピンでは給料が良く、イメージのいい職業なので、フィリピン大学卒や名門私大卒の優秀な先生が集まってきます。英語を専攻した人や、英語を使う会社で働いた経験のある人が多いです」
 私も、何人かのフィリピンの先生と話してみましたが、先生方は発音がきれいで、ほとんどなまりがありません。これはアメリカスタイルの授業を受けてきたからです。文法もきちんとしています。

 フィリピンは英語が母国語ではありません。マニラはタガログ語(フィリピノ語)です。幼稚園から外国語として英語を習ったので、日本人生徒の何が困難なのか分かるのです。また、フィリピン人はフレンドリーで怒りません。マンツーマンの授業は、生徒がしゃべらないと進みません。日本人はシャイなので、5~6人のグループ授業でもしゃべりません。頭の中で「文法が間違ってないかな」と考えてしまう。  アメリカやイギリスの語学学校は学費が高いし、グループレッスンでは自己主張の強い他国人に日本人は負けてしまってしゃべれません。しかし、日本人はフィリピン留学でみっちり英語がしゃべれます。

 フィリピンの良さは、まず、日本から近いこと。飛行機で4時間です。次に安いこと。3つ目は、マンツーマン授業であること。これは、日本人に合ったスタイルなのだと高校長は言います。

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大学のウソ 偏差値60以上の大学はいらない

山内太地

東大、早稲田、慶應がフィリピンの大学に負ける!? 世界中で学生の獲得競争が起こっている中、期待に答えられていない日本のエリート大学の現状に警鐘を鳴らす、新刊『大学のウソ 偏差値60以上の大学はいらない』。本連載ではその本文一部を紹介し...もっと読む

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