みなさんこんにちは。
クリスマス直前、
もう年の瀬ですね。
年の瀬はいつも、妙にセンチメンタルになるのは
私だけでしょうか。
街はなんとなくそわそわ、
つられて自分もそわそわ。
楽しいような、寂しいような、
充実しているような、取り残されてしまったような、
見えない何かにせき立てられているようで、
いつも胸の奥になんともいえないザワザワを感じます。
あと少しで今年も終わってしまうなあ、
それなのに、あれもこれもやり残しちゃったなあ。
そんなちょっと後悔にも似た気持ちが
この寂寥感を呼び起こすのかなあ。
そんな気持ちをかき消すかのように、
年末年始は行事もいろいろ、
人が集まる機会も増えます。
これからの週末は、家族や友達で集まって
家でパーティや忘年会という人もきっと多いはず。
そんなとき、食事の最後にデザートがあると場が盛り上がります。
しかも手作りならなおさら。
デザートをさっと出せる人って、
“できる”感じがするから不思議です。
料理が苦手な人でも、
デザートでおいしいとこ取りは十分可能。
今年はちょっと、作戦でも立ててみますか?
そんな即席できる感を演出したい人にも役立つのが、
今週ご紹介するデザート。
なんと、先週の卵タルトよりさらに簡単です。
以前ポルトガルにホームステイした際に習った、
あっという間にできる1皿。
リンゴを使って、ちょっと見栄えのするアレンジの1皿もご紹介します。
まずは、先週ご紹介した卵クリームに、
砂糖を振って軽く焦がしキャラメリゼした「レイテ・クレーム」から。
レイテは牛乳、クレームはクリームの意。
牛乳と卵黄、砂糖、粉の4つでできる素朴なデザートです。
ヨーロッパには似たようなデザートも多く、
たとえば生クリームを使ったフランスの「クレーム・ブリュレ」や
レモンやオレンジの皮でクリームを風味づけする、
スペインの「クレマ・カタラナ」などが有名です。
ポルトガルの「レイテ・クレーム」の一番の特徴は、
牛乳を使って気軽に作る点。
軽いクリームは、甘いものが苦手な人でも結構いけます。
できたてのあつあつを、ハフハフ言いながら食べるのがおすすめ。
ポルトガルでは、
トッピングの砂糖を焦がす仕上げは
ほとんどの家庭に常備されている、
鉄線をぐるぐると渦巻状にした焼きごてをジューッと砂糖にあてて行うのですが、
私達は焼きごての代わりに、オーブンやトースター、魚焼きグリルで仕上げます。
そして、リンゴを加えてアレンジしたものがこちら。
薄切りのりんごを砂糖とレモンでソテーし、
卵液を加えて軽く焼いたらでき上がり。
大皿に出せば、ちょっと見栄えもします。
では、早速「レイテ・クレーム」から作っていきましょう。
基本的なレシピは前回の卵タルトと同じです。
パイ生地が作れなくてあきらめていた人もぜひためしてみてください!
材料はこちらです。
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