路上から世界を変えていく 日本の新進作家vol.12」—写真はどこまで自由になれるのか?

おなじ風景を見ていても、人によって世界の見え方はまるで違う。そんなことに気づかせてくれるのが、個性にあふれた写真作品です。現在東京都写真美術館で開催中の「路上から世界を変えていく 日本の新進作家vol.12」では気鋭の写真家5人がそれぞれのながめている「世界」を披露しています。人間が浮遊しているように見える不思議な写真から、日本各地でテントを張って生活してみた記録の写真まで、被写体も、写真家たちが伝えたいことも、実にさまざま。とことん自由な作品をながめることで、あなたの物の見方も変わるかもしれませんよ。

カメラ携帯の普及により、誰しも日ごろ、撮影したりされたりするからでしょうか。それとも、たいていは何かはっきりした被写体が写っていて分かりやすいからでしょうか。アートのなかでも、写真を使った表現は、ひじょうに親しみやすくて人気がありますね。篠山紀信やアラーキーこと荒木経惟、蜷川実花に梅佳代と、広く知られている写真家もたくさんいます。

そんな裾野の広い写真表現を常時紹介しているのが、東京・恵比寿駅から徒歩で行ける東京都写真美術館。ここで現在開催されているのが「路上から世界を変えていく 日本の新進作家vol.12」です。気鋭の写真家5人によるグループ展のかたちをとっています。

申し合わせたわけでもないでしょうが、それぞれの作家たちはそろって、写真という枠はどこまであるのか。その枠は壊してもいいんじゃないか。もっと拡張させられないかといったことを、必死に探っているような作品を展示しています。ひと通り巡ると、「これもあり?」「そうか、こういう手もあるんだ」。写真の可能性は、ふだん考えている以上に広いんだと気づかされます。写真にかぎらず、ああ表現って自由なのだなと、改めて思い至ります。

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アート・コンシェルジュからの便り

山内宏泰

世に“アート・コンシェルジュ”を名乗る人物がいることを、ご存じでしょうか。アートのことはよく知らないけれどアートをもっと楽しんでみたい、という人のために、わかりやすい解説でアートの世界へ誘ってくれる、アート鑑賞のプロフェッショナルです...もっと読む

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コメント

_k18 お手伝いさせていただいた記事出ましたーぜひご覧ください 5年弱前 replyretweetfavorite

konpyu 都写美にいきましょう 5年弱前 replyretweetfavorite