※「フェル先生のさわやか人生相談」は、noteの定期購読マガジン「週刊フェル」にお引越ししました。詳細は記事の最後をお読みください。
対面相談はフェル先生行きつけの、新宿にある日本酒居酒屋で行なわれた。
フェル先生(以下、フェル) 今日はよろしくお願いします。いやー本当に来てくれるとは思わなかった(笑)。
S なんで僕が……とちょっと戸惑ってはいます(笑)。
フェル Sさんのくれたメールが、これまでの相談のなかでもすごく長文のアツいメールだったから、ずっと気になっていたんです。キャバ嬢とつきあいたいなんて、自分の身内が言ったら「ふざけんな」って言って殴ってでも止めますよ。俺は断固として反対する。そこは後で話すとして……Sさんが彼女と知り合ったのはいつなんだっけ?
S 一昨年です。会社のみんなでキャバクラに行くことになって初めて会いました。その後も何ヶ月かに1回ちょこちょこ行ってたんですけど、去年の11月ごろに「好きかも」と思うようになりました。それからは月2回ペースです。
フェル なんだ、そんなに通いつめているわけじゃないんだ。
S はい。1回あたりに使うのも2万円くらいで、そこまでの金額ではないです。向こうも一番安いドリンクをたのんでくれるし、同伴したり時間を延長したりしてもそんなに高くはありません。
フェル でも、並のサラリーマンには結構な出費だと思うけど。S君はそんなに稼いでいるの?
S 年収は人並みなんですけど、趣味で投資をやっています。それで去年はだいぶ儲かったのもあって、お金のことはあまり気にせず通っているんです。ガンホーの株を持ってたんですよ。
フェル ガンホー! それは儲かったでしょ!
S 500万くらいですね。
フェル なるほどねえ。でも、それならもうちょっと使っていい気もするな。貯金しているの?
S はい。ケチなんです……。
フェル まあオレもケチだけどね。このパーカーとか980円だよ。シマムラで1680円だったのを値引いてもらったんだよね。店員に土下座はさせてないけど!(笑)
S (笑)。
フェル あ、ごめん、話それた(笑)。しかし、投資でもうかったお金を散財しないでキチンと貯金をする堅実さがある一方で、キャバ嬢に恋をしてしまうというSさんの不安定さにツッコミたいところだね。普通に、身のまわりにだって女の人はいるでしょ。会社の女の子とか取引先の女の子とか。
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