晩酌歳時記

第四十一回・熱燗

お酒に対しては博愛主義を標榜してきたはずが、アルコール度数4%未満の飲料は酒と認めず蔑視している自分に最近気がつきました。そんな佐藤和歌子がお届けするショートコラムです。駅のキオスクで熱燗も売ってほしいと思う今日この頃。

 なぜコンビニで熱燗を売っていないのか、就職活動中の学生さんと議論になりました。レジ横にある扉付きのケースで、ワンカップも温めて売ればいいのに、と彼は言うんですね。私もかつて、リクルートスーツを着たまま飲み屋でやさぐれるのはツライ、でも家に帰る前にワンクッション入れたい、という衝動から煙草を飲み始めたクチですから、気持ちはよくわかります。
 なぜないのか。あったら売れるハズなのに。流通上の問題なのか? 風紀上の問題なのか? 人生の岐路で立ち惑う彼に、私が教えられることはただ一つ。
「あるんですよ、じつは。ごく稀にだけど、コンビニで、熱燗を、買えるのです!」
 レジ横のケースを覗いても無駄です。常温のワンカップが置いてあるコーナーを隈なくチェックして下さい。わたせせいぞう先生のイラストが目印、その名も「燗番娘」。

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晩酌歳時記

佐藤和歌子

季語と晩酌をテーマにしたショートコラム。月四回更新(毎週木曜、第五はお休み)。

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コメント

mayanomi [今なら無料!] 日本酒飲めたら本当に楽しいだろうなあ…子供の頃お風呂に徳利とお猪口持ち込みたがったものです。 5年弱前 replyretweetfavorite

IAmemiya [今なら無料!] 5年弱前 replyretweetfavorite