丹生光
第7回 計画力を高めるフレームワーク1
今すぐ使えるフレームワークをご紹介する本連載。
経営のキモは、「ビジョン」とそれを実現するための「戦略」。企業でもチームでも、組織の大小にかかわらず不可欠です。しかし、具体的な策定方法は?となると戸惑う人も多いのでは。今回は経営計画の立案に役立つフレームワークをご紹介します。
◆ビジョンと戦略を策定するプロセス「ビジョン・戦略策定のフレームワーク」
企業経営には、中長期のビジョンとそれを実現するための戦略が必要です。それらがないと足元の業績ばかりに気をとられ、結果として大きく成長することができないからです。
しかし、ビジョンと戦略を策定したいが、その方法が分からない、あるいは効果的・効率的に実施するポイントを知りたい場合に適切なビジョン・戦略策定プロセスをここで提供します。
ビジョン・戦略策定の各プロセスは大きくは下図の通りです。
(1)ビジネス環境分析……外部事業環境・自社経営資源分析。
(2)ビジョン策定……企業理念、経営ビジョン、事業領域、経営目標。
(3)戦略策定……現状とのギャップを埋める基本戦略、組織戦略、事業戦略、機能別戦略。
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この連載について
丹生光
人はどんどん減っていくのに、仕事は増える一方だ!どうにかして効率化しないとパンクしてしまう――。 そんな多忙なビジネスパーソンを救うべく、25社以上の超有名企業を中心に支援してきた戦略のプロが一肌脱ぎます! よく聞くけれど意外と知らな...もっと読む
著者プロフィール
1954年、神奈川県生まれ。1977年、ブリヂストン入社。エンジニアとして商品開発、企画、研究の実務経験を積み、多数の特許を出願。1990年から三和総合研究所(現・三菱UFJリサーチ&コンサルティング)にて、経営コンサルタントとして活動。1998年、株式会社イニシア・コンサルティングを設立し、代表取締役社長に就任。様々な業界トップレベルの大企業から湯量中堅企業までの創造的なコンサルティングを行う。経営戦略、事業計画、マーケティング戦略、ブランド戦略、組織人事など幅広い角度から企業改革を実践。また戦略立案だけでなく、実行支援まで手掛け、継続的な企業改革をサポートしている。
受賞歴に、日経産業新聞創刊15周年記念論文優秀賞、神鋼ヒューマン・クリエイト創立5周年記念論文優秀賞がある。また、週刊ダイヤモンド特集記事「21世紀型企業はブレイクスルー戦略を身につける」など、執筆多数。
「企画の鉄人」にて、企画をスンナリ通すための企画テンプレート集を提供している。