ギターを購入したことについて書いている。
楽器に興味の無い読者がいるなら、用語などわからない点もあろうから、ギターというものについての、ほんの基礎的な(ほんの基礎的なことしか僕も知らない)知識を記しておこう。間違いがあったらごめんなさいね。
ギターはザックリ分けると三種類(実際はもっと複雑だが本当にザックリと言えば)。
エレキギターとアコースティックギターとクラシックギター。ロックでアンプで鳴らしてバリバリ弾いているのがエレキ。フォークの人がジャンジャカ、あるいはポロポロつまびいているのがアコースティック、通称アコギだ。エレキもアコギもスティールの弦が張ってある。弦がナイロン製なのはクラシックギター。まさにクラシックの演奏家が「エリーゼのために」とか弾いているのがそれで、ナイロン製の弦を張ったギターはガットギターとも呼ばれている。略称ガット。ガットとは羊などの腸のこと。昔は動物の腸で弦を作っていた。焼き肉屋の「ガツ」もガットが語源との説も。
アコギやガットは生音なので必然的に電気楽器に較べると音が小さい。
それでピックアップと呼ばれるマイクのようなものを積んで、シールド(コード)でアンプにつなげるようエレキ対応化する場合が多い。
最初からピックアップを搭載してあるものもあるし、後付けする場合もある。エレキ化したアコギ、ガットをエレアコ、エレガットとそれぞれ呼ぶ。
ピックアップの形式はさまざまだが、最初からエレアコ化、エレガット化されているものには、ピックアップの部分にボリュームの大小を調整するつまみと低音高音のトーンを調整するつまみ、そしてそれらをまとめて出力調整するゲインというつまみが装備されていることが多い。
「そうなんだ〜…これがゲインというものか」
ゴダンA6 Ultraの取扱説明書、そのピックアップについての部分を読んで、キャリア30年のミュージシャンは「はじめて知った〜」とつぶやいたものである。
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