丹生光
第1回 問題解決力を高めるフレームワーク1
「フレームワーク」というと何だか複雑そう・・・と思われるかもしれません。しかし、コツをつかめばあなたの仕事を効率化し、いっそう創造的にしてくれる強力なツールです。
ビジネスには常に“問題”あり。問題をきちんと把握し、それを解決に導ける人こそ「仕事のデキる人」です。今回は、問題解決に役立つフレームワークをご紹介します。
◆起きている問題を適切に分類し、正しく対処する「問題の分類」
問題とは、あるべき姿と現実とのギャップのことです。問題はないに越したことはありませんが、実際にはどんな企業にも必ずといってよいくらい存在しています。
まずは、起きている問題を適切に分類し、正しく対処することが大切です。一口に問題といっても次の4つに分類され、それらは異なるプロセスによって解決されます。下図のフローチャートで問題を分類することができます。
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この連載について
丹生光
人はどんどん減っていくのに、仕事は増える一方だ!どうにかして効率化しないとパンクしてしまう――。 そんな多忙なビジネスパーソンを救うべく、25社以上の超有名企業を中心に支援してきた戦略のプロが一肌脱ぎます! よく聞くけれど意外と知らな...もっと読む
著者プロフィール
1954年、神奈川県生まれ。1977年、ブリヂストン入社。エンジニアとして商品開発、企画、研究の実務経験を積み、多数の特許を出願。1990年から三和総合研究所(現・三菱UFJリサーチ&コンサルティング)にて、経営コンサルタントとして活動。1998年、株式会社イニシア・コンサルティングを設立し、代表取締役社長に就任。様々な業界トップレベルの大企業から湯量中堅企業までの創造的なコンサルティングを行う。経営戦略、事業計画、マーケティング戦略、ブランド戦略、組織人事など幅広い角度から企業改革を実践。また戦略立案だけでなく、実行支援まで手掛け、継続的な企業改革をサポートしている。
受賞歴に、日経産業新聞創刊15周年記念論文優秀賞、神鋼ヒューマン・クリエイト創立5周年記念論文優秀賞がある。また、週刊ダイヤモンド特集記事「21世紀型企業はブレイクスルー戦略を身につける」など、執筆多数。
「企画の鉄人」にて、企画をスンナリ通すための企画テンプレート集を提供している。