堀江貴文 vol.2 どうしてみんな、力を尽くさないのか。

堀江貴文はまじめ? 不まじめ? 堀江さんをゲストに迎えてお送りしている本シリーズ、今回は「まじめ」という言葉の意味についての話から始まります。日本人はよく「まじめ」と言われますが、そもそも「まじめ」とは何を指しているのでしょうか。商品・サービスのクオリティを極限まで上げることがまじめなのか。それとも、期日をきちっと守ることを優先すべきなのか。スティーブ・ジョブズ亡き後のAppleに起こっている変化についても、「まじめ」の観点から解き明かしていきます。

まじめとは、あるがままの姿で生きること

藤野 僕、堀江貴文は、まじめな人間だと思っているんです。

堀江 えっ、なんですか改めて(笑)。僕、まじめだと思いますけど。

藤野 でも世間の多くの人は、東証一部上場で、時価総額の大きな、お茶の間でテレビコマーシャルが流れている会社の社長、みたいな人のことを、まじめだと思っているんですよね。

堀江 うーん、なるほど、そういうことか。

藤野 僕はいま、「まじめ」という言葉が日本で取り違えられていると思っているんです。日本人の思う「まじめ」って、規則に従うとか、遅刻をしないとか、服装がきっちりしてるとか、そういう人のことでしょう。でも、本来の「まじめ」ってそういう意味ではないんですよ。

堀江 違うんですか。

藤野 「まじめ」という言葉は、仏教用語の「真面目(しんめんもく)」という言葉からきています。これはどういう意味かというと、人や物が持っている本来のありさまや姿のことなんです。中国・宋の時代の詩人が「柳は緑 花は紅 真面目」と詠じています。これは、春の景色を表現していて、柳は新緑で、花々は紅色に輝いている、そのありのままの姿がまさに美しい、という意味です。まじめって、本来はそういう意味なんですよ。

堀江 知りませんでした。

藤野 堀江さんは、これはもともとどうあるべきなのか、こうあったらすてきだよね、ということを、前提にとらわれず発想して、実行していく。それって、すごく「まじめ」な行為なんです。前提にとらわれると、今の自分はお金がない、学歴がない、人脈がない、だったら何もできないと、どんどん発想が縮小していってしまいます。

堀江 そうですね。それは、やっぱり先のことを考え過ぎということもありますよね。先のこと考えても仕方ないんですよ。だから、今を見据えて生きようという話を『ゼロ』でもしてるんですけどね。

藤野 『ゼロ』のなかで、小学1年生のときに突然、自分もいつかは死ぬという恐怖に襲われたと書かれていますよね。それがやはり大きな体験となって、そういう考えにつながったのでしょうか?

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イケてる経営者が日本を救う

藤野英人

日本株ファンドの「ひふみ投信」で抜群の成績を残しているファンドマネージャー藤野英人氏がイケてる日本企業の経営者にインタビューし、投資家の目線で成長の秘密をひもといていく対談連載。50歳未満の「アニキ編」と50歳以上の「オヤジ編」の2編...もっと読む

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コメント

kanekonxxxakky https://t.co/SUSxzz5m1a 1年以上前 replyretweetfavorite

TetsuyaUeguchi |イケてる経営者が日本を救う|藤野英人 @fu4 |cakes(ケイクス) 真面目に仕事したいですね。あと、やっぱりみんな仕事嫌いなのかな? https://t.co/IedPqQBW4w 約4年前 replyretweetfavorite

ellessound イケてる経営者が日本を救う|藤野英人 「「まじめ」という言葉は、仏教用語の「真面目(しんめんもく)」という言葉からきています。これはどういう意味かというと、人や物が持っている本来のありさまや姿のことなんです。 … https://t.co/wul8WJsBcC 4年以上前 replyretweetfavorite

MaruDeMocci ここで言う、真面目って意味での真面目でいきたい~、だからホリエモンは魅力的  4年以上前 replyretweetfavorite