圧倒的な孤独と、水と身体。

重度の自閉症を抱えながらも、社会を鋭く見つめている作家・東田直樹さんの連載です。 東田さんは、以前の記事でも「自閉症者が繰り返し同じ行動を行うこと」について話されていましたが、今回はそのなかでも特に一般的な、「水」にまつわるこだわり行動についてです。普段、私たちが何気なく接している「水」という物体。けれど東田さんのエッセイを読むと、とても不思議で神秘的な存在であると、再認識することができます。 「思うように意思疎通できない」ということからくる、東田さんの「圧倒的な孤独」。そこに水は、どう寄り添っているのでしょうか。

 水に執着する自閉症者は多いです。

 水道の水を流しっぱなしにしてながめていたり、いつまでも水で遊んでいたり、まるでそれしかすることがないかのように、こだわり続けます。

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跳びはねる思考—22歳の自閉症作家が見た世界

東田直樹

「僕は、まるで壊れたロボットの中にいて、操縦に困っている人のようなのです。」 会話ができないもどかしさや意に沿わない行動をする身体を抱え、だからこそ、一語一語を大切につづってきた重度自閉症の作家・東田直樹。 小学生の頃から絵本...もっと読む

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コメント

kenji1761 ありますね~!「水道の水を流しっぱなしにしてながめていたり、いつまでも水で遊んでいたり、まるでそれしかすることがないかのように、こだわり続けます」 約4年前 replyretweetfavorite